熊本工、城北に辛勝

西日本スポーツ

 狙ったコースに投げられなかった。「自分の投球ができず、苦しい試合だった」。被安打4に9四球。山口の表情は厳しい。それでも要所を締めて1失点。147球で完投し、3回戦へ進んだ。

 11日の初戦で自己最速の151キロをマークした熊本工のエース右腕。7球団のスカウトが見守った今夏2戦目は、初回に四球絡みで先制を許した。打線がその裏すぐに逆転したが、自身は修正できない。「序盤は変に力んでしまった」。6回まで毎回走者を背負う苦しい展開。1点リードの3回には2死から3連続四球で満塁のピンチを背負ったが、後続を二ゴロで切って危機を脱した。

 ただ、反省ばかりではない。「(四球を多く出しながら)崩れなかったのはこの2年半の成果」と山口。昨秋の九州大会準々決勝の佐賀商戦でも被安打6で10四球を出したが、3-2で完投して勝利している。どんなに状態が悪くても粘って最少失点でしのぐエース。「精神的に強くなっている」と安田監督も太鼓判を押す。

 7回以降は立て直し、7回にはこの日最速タイの148キロをマーク。タフさも披露した。夏の全国選手権20度の出場を誇る名門は大黒柱を軸に2013年以来の夏の聖地を目指す。 (米村勇飛)

=2017/07/16付 西日本スポーツ=

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