ホークスのバンデン12連勝 本拠地新

西日本スポーツ

 最速153キロの剛球がうなった。西武の強力打線を6回2死まで無安打。「鷹(たか)の祭典」の今季2戦目で、バンデンハークが本拠地新記録を打ち立てた。6回1失点の今季8勝目は、2003年に斉藤和巳(本紙評論家)がマークした11連勝を上回るヤフオクドーム12連勝となった。

■6回2死まで無安打

 「ファンの皆さんも同じユニホームを着ていた。自然と力が入った」。初回から快速球とナックルカーブで押し、5者連続を含む今季最多タイの11奪三振。6回に秋山に浮いた151キロを右翼席に運ばれたが、堂々たる内容で6月16日の広島戦以来、約1カ月ぶりの白星を手にした。

 来日1年目の2015年6月14日の広島戦で本拠地初登板初勝利。そこから現在まで、福岡のファンに敗戦投手となった姿は見せたことがない。「なぜでしょう、理由は皆さんが見つけてください」と笑ったが、福岡の街に居心地の良さを感じていることも理由の一つかもしれない。

 栄養バランスに気を使う右腕は、アナ夫人が作る野菜と果物のミックスジュースをこよなく愛する。もっとも「天神や博多駅の近くにも、おいしいジューススタンドがあるんだよ」。地図もすっかり頭に入っている福岡は、今では愛するホームタウンとなった。

 だからこそ、福岡のファンに恥ずかしい姿は見せられない。「序盤から目いっぱい飛ばしたし、高谷もいいリードをしてくれた。チームメートもよく守ってくれた」。工藤監督も「『ここでは負けない』という強い気持ちで投げてくれると、自然と感じも良くなるのかな」と目を細めた。

 佐藤投手コーチが「重心を低く投げられていた。特に良かった」とうなずく会心の投球で、また歴史に名を刻んだ。「妻が家で夕食を準備してくれていると思うよ」。スタンドで声援を送ったアナ夫人とともに、足取りも軽やかに帰途に就いた。 (谷光太郎)

=2017/07/19付 西日本スポーツ=

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