始球式もヒーローも夢のたかたデー ホークス高田V弾&適時二塁打

西日本スポーツ

4回無死、先制の1号ソロを右翼席に放つ高田。投手・野上 拡大

4回無死、先制の1号ソロを右翼席に放つ高田。投手・野上

■「鷹の祭典」連勝

 家電も本塁打もタイムリーもぜ~んぶ、たかたにお任せ! 高田知季内野手(27)が大活躍だ。先制1号ソロ&適時二塁打を放ち、勝利に貢献した。この日始球式を務めたのはテレビ通販「ジャパネットたかた」の運営会社社長。愛称ジャパの高田が本家?の前で夏の大売り出しに成功した。先発バンデンハークは2003年の斉藤和巳氏(本紙評論家)の記録を更新するヤフオクドーム12連勝を達成した。

■プロ5年目で本拠初アーチ

 鷹の祭典がこの日ばかりは「たかた」祭りと化していた。お立ち台で「ジャパネットたかた」の高田社長からヒーロー賞を受け取ったホークスのジャパこと高田がにんまりと笑った。「出来すぎでしたね。たまたまだけど、ヒーローになれて良かった」。真夏の大売り出しは、5年目の本拠地初アーチで“開店”した。

 4回の先頭。「前打席の内容が良くなかったので、何とか塁に出ようと」。初球はセーフティーバントを試みたが、ファウル。2球目、野上のスライダーを一転して強振した。「しっかり自分のスイングができた。入れと思いながら走っていた」。打球は夢を乗せて、右翼スタンドまで届いた。貴重な先制弾は、一昨年6月7日の巨人戦以来となる2年ぶりのプロ2号だ。

 「次の打席でしっかり打てたのが良かった。大きいのを打つと、体が開いて大振りになってしまう」。5回2死二塁から体勢を崩されながら右翼線への適時二塁打を放った。四球で出塁した8回は二盗にも成功。「ジャパネットたかた」の協賛試合で躍動した。

 昨年9月には脱臼した左肩の手術を受けた。左手をつった状態でリハビリメニューも限られた。「力負けしていた。少ない練習メニューでどうしたら成果を上げられるか」。パワーアップのため6キロの増量にも成功したが、切れ味がなくなった。口を酸っぱくして「食べろ」と言われてきた工藤監督からは「太りすぎだ」とダメ出し。減量に取り組み、2キロ増にとどめた。

■6戦連続先発3戦でマルチ

 「半年間のリハビリで自分を見つめ直すこともできた」。3月末に実戦復帰し、5月31日の2軍戦で右翼越えの満塁弾を放ち手応えをつかんだ。昇格後、6月25日の西武戦で猛打賞を飾ったが、次戦3タコで出番が減った。指揮官には「旬が過ぎたかな」と活を入れられ、亜大の先輩松田からは愛情込めて寿命の短い「セミやな」と奮起を促された。

 8日の日本ハム戦から今宮の代役として6試合連続スタメンに起用され、うち3試合でマルチ安打。「結果を残していかないといけない立場。チャンスをものにするつもりでやってきた」と力を込めた。これには指揮官も「皆さん、『高田の日』を書いてくださいね」とご満悦。祭りのヒーローは、“本日限り”ではない。 (小畑大悟)

=2017/07/19付 西日本スポーツ=

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