ホークス和田、充実の15球 2カ月ぶりブルペン即座らせた

西日本スポーツ

 WADA IS BACK SOON! 5月22日に左肘の骨片除去手術を受けた福岡ソフトバンクの和田毅投手(36)が20日、手術後初めての投球練習を行った。筑後屋内練習場のブルペンで座った捕手に対していきなり15球。約2カ月ぶりのブルペンとは思えない、想像以上の手応えに左腕の表情も思わず緩んだ。来月中旬の実戦復帰を目標に設定し、優勝争いがヤマ場を迎える9月戦線での1軍復帰を目指す。

 ■左肘気にせず集中

 明るい和田が帰ってきた。ブルペンで左肘を気にするしぐさはもうない。制限の15球を惜しむように投げ込んだ。「思っていた以上のボールが投げられた。すぐに実戦で投げたい感覚だけど、しっかり段階を踏んでいきたい」。想像を上回る好感触に声のトーンも上がった。

 キャッチボールで肩をつくると、久しぶりのブルペンに足を踏み入れた。捕手が立った状態で11球投げると、いきなり捕手に座ってもらった。直球のみ15球。力強い球で乾いたミット音が響いた。「痛いときはまだ15球という感じだったけど、あっという間だった。肘のことは何も考えずに投げられた」。投球に集中できた証拠だ。

 けが明けでブルペン投球を再開する際、捕手が立った「立ち投げ」から始める例がほとんど。何度かの立ち投げを経て、座った状態での投球に移行する。ただ、和田は違った。「試合では低めにしか投げないので、低めに強い球を投げる練習をした」と説明した。

 左肘にメスを入れたのが5月22日。実戦復帰まで3カ月という見込みの中、順調なペースでリハビリを進める。「悪いペースではない。むしろ抑えられているぐらい。2カ月前は15球を投げただけで無理だなという感じだった。投げたいけど投げられない状態を脱したので」

 ■指揮官「任せてる」

 開幕投手を務めた左腕のブルペン投球再開は工藤監督にすぐ報告された。「順調みたいだね。調整法は彼に任せておけば大丈夫。決して焦らないでやってほしい。余裕があるぐらいでの調整が一番」と話した。

 今後は2、3日に1回のペースでブルペン入りし、5~10球ずつ球数を増やしていく予定。その先に打撃投手や2軍戦と実戦を見据える。「順調にいけば来月中旬に実戦で投げられればというイメージはあるけど、まずは一日一日」と足元を見つめた。

 先発陣では和田に始まり、武田や千賀の離脱もあったが、若手の台頭などで優勝争いを繰り広げている。「必死に楽天を追い掛けているときに何もできない自分が悔しい。一日でも早く万全の状態で戻れるように」。V争いが激化する9月中の復帰を目指し、経験豊富な左腕が再出発を切った。 (小畑大悟)

=2017/07/21付 西日本スポーツ=

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