卓球・ひなに「負けたくない」いとこの早田、32年ぶり甲子園へ口火打 久留米商が福岡8強

西日本スポーツ

 福岡大会は伝統校の久留米商が11年ぶりに8強入りした。9回1死から5連打で4点を挙げて京都を突き放し5-0で勝った。猛攻の口火を切る安打を放った1番早田優太(3年)は、5~6月の卓球世界選手権個人戦女子ダブルスで銅メダルを獲得した早田ひな(福岡・希望が丘高2年)のいとこ。世界で活躍したいとこの存在を励みに32年ぶりの甲子園へ突き進む。筑陽学園は3年ぶりに準々決勝進出。大分大会は4強が出そろい、プロ注目の右腕、柳ケ浦の田中瑛斗(3年)は自己最速を更新する149キロをマークした。熊本大会は春の県大会Vの文徳、昨夏準Vの九州学院が勝ち4強が出そろった。

■チーム2本目安打

 夏の甲子園で準優勝と4強が各1度の伝統校が壁を破った。久留米商が京都を破り、2006年以来11年ぶりの8強入り。「こんな展開になると思っていたが、チャンスはあると考えていた」。八谷監督は9回に畳み掛けての勝利を喜んだ。

 2回に押し出し四球で1点を先制したが、4回戦までの3試合で計32安打の打線が8回までわずか1安打。重いムードの9回1死、1番早田が中前打で突破口を開いた。ここからの5連打を含む6安打で一挙4点を奪い、勝利を引き寄せた。

 「1番の自分がチャンスをつくろうと打席に立った。塁に出たら続いてくれると思った」。6月に卓球世界選手権女子ダブルスで銅メダルを獲得した早田ひなは母方のいとこ。毎年、正月には祖父母宅で顔を合わせる。

■正月卓球「初打ち」

 ラケット持参で帰省する1歳下のいとこと、小学生の頃から一緒にランニングをした。「雪が降ってもランニングは休まない。卓球一筋に打ち込んでいるすごい努力家です」。今年の正月は祖父母宅の卓球台で「初打ち」の相手も務めた。

 世界選手権は親戚が集まりテレビの前で応援した。ドイツで世界の強豪を次々と倒すいとこの姿に刺激を受けた。「自分の方が年上なんで負けたくないと思った」。夏へ向けて徹底した走り込みで下半身を強化。打球の速さは格段に増した。

 春までの2番から夏は1番に配置転換。4試合連続安打と好調だ。「出塁して、足を使っていきたい」。準決勝に勝ち進めば、夏の甲子園に前回出場した1985年以来、32年ぶり。強豪を打ち破って、2020年東京五輪を目指すいとこのパワーになる。 (前田泰子)

=2017/07/22付 西日本スポーツ=

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