東京五輪ホープが夢の対決誓う 南筑・素根、夙川学院・阿部詩

西日本スポーツ

■金鷲旗高校柔道大会第1日 490チームが熱戦

 平成29(2017)年度金鷲旗高校柔道大会は21日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡での男女合同開会式で開幕した。抜き勝負の団体戦で頂点を目指す伝統の大会には、海外勢5チームを含む男子322、女子168チームがエントリー。「2020年東京五輪の星」も出場し、女子では今春の全日本選抜体重別選手権78キロ超級を高校生で制した南筑(福岡)の素根輝(2年)とシニアの国際大会でも活躍する夙川学院(兵庫)の阿部詩(2年)が、決勝での対戦を誓い合った。開会式では、男子で3連覇を目指す国士舘(東京)の長島光希主将(3年)が「正々堂々、闘うことを誓います」と選手宣誓した。女子は23日、男子は24日に決勝が行われる。

■小学時代は完敗

 東京五輪での活躍が期待される100キロの素根と52キロの阿部。体重差が48キロもあって普段は対戦しない2人が、体重無差別の今大会での対決を熱望した。「自分は(素根)輝と闘うのが目標。どうにかして彼女を止める」と阿部が先制“口”撃。素根も「決勝で闘いたい」とライバル視しながら、握手を交わした。

 2人は小学4~6年時に北九州市内で開かれた体重無差別の大会で闘ったことがあり、全て素根が勝利した。阿部は「輝は安定感がありすぎる」と脱帽するが、春の全国選手権を制した夙川学院の一員として今回は負けられない。4月の全日本選抜体重別選手権52キロ級準決勝で敗れて世界選手権(8~9月・ブダペスト)出場を逃してからは、確実に一本を取るために組み手を磨いた。垣田恵佑監督は「重量級相手でも苦にしない」と期待。補欠登録の阿部を要所で投入する予定だ。

 一方の素根には世界選手権の団体戦メンバーに選ばれた自負がある。「阿部さんは技が豪快で、勝負への気持ちも強い」と警戒しつつも「高校生には負けられない。目の前の相手を一人一人倒すだけ」と悠然と構えた。

 2人は全日本柔道連盟が派遣した今月初めのスペイン合宿に参加。合宿期間中に金鷲旗の話題が出ると、阿部は「最初の1分ぐらいは(自分の組み手で)持たせてよ」とねだったが、素根はスルーしたという。ともにチームは優勝候補。遠い欧州の地から“前哨戦”を続ける2人が、決勝の畳の上で決着をつける。 (末継智章)


■決勝戦動画 南筑 対 夙川学院

素根輝と阿部詩の直接対決


=2017/07/22付 西日本スポーツ=

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