福工大城東、東筑が8強 九国大付は4連覇逃す

西日本新聞

 第99回全国高校野球選手権の福岡県大会は23日、小郡市野球場(同市大保)で5回戦の2試合があり、東筑と福岡工大城東が勝ち、ベスト8が出そろった。4連覇が懸かっていた九州国際大付は、昨年の決勝戦の相手、福岡工大城東に敗れた。

 東筑は二回にスクイズで先制。エース石田旭昇投手(2年)が被安打3の完封で1点を守りきり、九産大九州を破った。

 福岡工大城東は初回に先制されたが、スクイズなどで得点を重ね、最終回、九州国際大付の猛追を1失点で振り切った。

 24日には準々決勝の2試合が予定されており、午前10時から福岡大大濠-小倉工、午後0時半から久留米商-筑陽学園が対戦する。

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■東筑・石田、3安打完封

 三回、失策から2死満塁のピンチ。マウンドに立つ東筑のエース石田旭昇投手(2年)は自分でも焦っているのが分かった。

 相手は春季九州地区高校野球県大会準々決勝で敗れた九産大九州。しかも打席には4番打者が入る。ここでタイムがかかり、失策した遊撃手、安部滉平主将(3年)が駆け寄ってきて声を掛けられた。「この1点(失点)は俺の1点。取られてもおまえのせいじゃない。どんどん攻めていけ」。肩がふっと軽くなった。

 配球の軸としている内角を思い切って攻め、打ち取った。「ここを抑えられたのは大きかった」。攻める姿勢は最後まで崩れなかった。

 打たせて取る投球スタイルを貫く。高校入学直後から「自分の投球では高校レベルで通用しない」と肘を下げ、横手投げにした。

 昨冬にはチームメートに打席に立ってもらい、内角と外角の投げ分けなど制球力を磨いた。この試合でも内角直球と2種類のツーシームを使い分け、相手の強力打線を3安打に抑えての完封勝利。「出来過ぎじゃないかと思うくらいの出来」だった。

 同校には「石田伝説」がある。過去5回の甲子園出場のうち、3回はエースの名字が「石田」なのだ。入学当時から周囲に言われ続け、プレッシャーに感じることもあったが、今は特に気にしていないという。再び現れたエース「石田」が、甲子園にまた一歩近づいた。

=2017/07/24付 西日本新聞朝刊=

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