波佐見、延長戦を制す 夏の甲子園3度目、決勝2ランで清峰破る

西日本新聞

 第99回全国高校野球選手権長崎大会(県高野連など主催)は23日、長崎市松山町の県営野球場で決勝があった。シードの波佐見が延長十回、川口侑宏選手(3年)の2点本塁打で勝ち越し、4-2でノーシードの清峰を破って16年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。

 波佐見は初回、内野裕太選手(2年)の適時二塁打で先制すると、三回には清峰の守備の乱れを突き1点を加え、先発左腕隅田知一郎投手(3年)と右腕村川竜也投手(3年)の継投で逃げ切った。

 2点を追いかける清峰は九回裏、浦岡慎之助選手(3年)と岸川貴紀選手(3年)の適時打で同点に追いついたがあと一歩及ばず、9年ぶりの甲子園出場を逃した。

 波佐見の得永健監督は「長崎に夏の甲子園の優勝旗を持って帰りたい」と意気込んだ。清峰の井手英介監督は「最後まで諦めずプレーした選手をたたえたい」と話した。全国大会は8月7日に開幕する予定。

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■「ついている男」読み当たり千金弾

 この球を狙っていた。インコース高めの直球。「1打席目、ゴロに打ち取られた時に投げていたから、次も来るかな」。読みが当たった。「思い切り打て」という監督のサイン通りに振り抜いた打球は、左翼スタンド上段に飛び込んだ。

 準々決勝の創成館戦。好機に代打を送られた。悔しさが残っていた。得永健監督はこの日も八回に代打を送ろうとしていた。だが七回裏のピンチの場面、一塁手として送球をうまくさばき、走者を生還させなかった。監督の直感で「おまえは今日ついてるから、このまま行け」と告げられた。

 その八回、打席に立つと、犠打が線上を転がり安打に。そして追いつかれた直後の延長十回、自身公式戦初の本塁打で試合を決めた。「期待に応えることができて良かった」

 小学6年時には少年野球クラブとして、中学3年時も波佐見中として日本一になった。甲子園でも、波佐見らしい全力プレーを誓う。そして「ついてる男」は言い切った。「日本一を目指します」

=2017/07/24付 西日本新聞朝刊=

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