筑紫台連続準V 大将小川「最後の玉竜旗。本当に悔しい」

西日本スポーツ

■伝統攻め貫いた

 ライバルの優勝インタビューが会場に流れる中、筑紫台の7剣士は寄り添うように円をつくって泣いた。大旗を目前に、2年連続で中村学園女子の前に苦杯。「最後の玉竜旗にかけていた。みんながつないでくれたのに、最後まで何もできなかった。本当に悔しい。悔しいです…」。大将の小川梨々香(3年)は、また頬をぬらした。

 決勝の副将山崎との一戦で、小川は今大会初登場。全九州大会個人準々決勝で勝っていたが、今回は延長2回の末に胴を打たれた。「昨年も同じ…」。相手選手は違えど、昨年も大将として最後に敗れただけに、余計に悔しがる。

 今年に入り、中村学園女子には玉竜旗前の各大会決勝で5連敗。チームの悲願「リベンジ」へ、目指したのは筑紫台伝統の「攻め」だった。「構えを崩さず相手の中心を常に攻める形」と小川。その意識を常に保ち、跳躍しながらの素振りを稽古の前後にそれぞれ100本以上やった。

 堅守を誇る相手に敗れはしたが、伝統は全員が最後まで貫いた。観戦した2015年の世界選手権個人&団体VのOG松本弥月(神奈川県警)は「決勝まで残ったことを自信にしていい」と選手に語りかけた。金森靖二監督も言う。「金メダルをあげたい」。戦い抜いた剣士を、優しくねぎらった。 (山田孝人)

=2017/07/27付 西日本スポーツ=

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