日田剣士復興へ熱く 日田、日田林工、昭和学園 大会前にはボランティア

西日本新聞

 27日に開幕した玉竜旗高校剣道大会男子に、九州豪雨で甚大な被害が出た大分県日田市から日田、日田林工、昭和学園が出場した。選手は大会直前、清掃ボランティアに汗を流し、観光PRにも一役買った。「剣道は人間形成の道」。日田剣士は大会理念を地域で実践している。

 「日田は元気です」。昭和学園の選手5人は今月中旬、江戸時代の風情を残す観光地・豆田地区を巡り、町並みの写真と住民のメッセージを会員制交流サイト(SNS)で発信した。観光客のキャンセルが相次ぐ風評被害を「なんとかしたい」と考えた。

 大量の土砂が流れ込んだ地区では、ボランティアセンターのテント設営を手伝い、泥で汚れた一輪車やスコップを洗った。「地域のために、僕らにもできることがある」と梅木海都選手(3年)。「若い人たちに日田をアピールしてもらいうれしい」と感謝され「またやる気が出た」。梅木選手は1回戦で5人抜きを達成した。

 日田林工も初戦を突破した。自宅が被災した同級生、土砂崩れで壊滅的な打撃を受けた集落。被害が身近なだけに、後藤優大選手(3年)は「こんなときだからこそ、僕たちが元気を出して盛り上げ、復興まで頑張ろうと思う」。

 初戦で敗れた日田の川浪凛太郎主将(3年)も「これからの日田には若い力が必要。剣道以外でも先頭に立って頑張っていきたい」と力強く語った。

=2017/07/28付 西日本新聞朝刊=

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