ホークス奪首 バンデンが救った8回13K

西日本スポーツ

 25日ぶり再奪首成功! バンデンハークがストレスを抱えたチームを癒やした。8回を投げて13Kをマークして9勝目。ともに自己最多タイの数字だ。1日の試合後、サヨナラ被弾したサファテがフル稼働する救援陣の疲労を訴えるという非常事態が発生。そんな中、救援陣を救う快投だ。7月8日以来の首位浮上を演出したのは、七夕以来となる松田&柳田のアベック弾。連敗の楽天を尻目に投打の主役の活躍で貯金を今季最多の30に戻した。

 ■1失点で9勝

 目の前の猛牛を倒し、敗れたイヌワシを抜いて、25日ぶりの首位浮上だ。ハイタッチの列で奪首の主役バンデンハークが表情を崩した。「チームが勝ったし、最少失点でいけたのも良かった」。勝ちパターンの岩崎、サファテを“欠く”逆境にもめげず、8回を投げ抜いて白星を運んだ。

 初回、先制点をもらった直後に同点とされ、目を覚ました。2回をわずか7球の三者凡退で終えると、波に乗った。カーブを有効に使い、最速153キロの直球が威力を増す。7回2死から4連続K。自己最多に並ぶ13奪三振をマークした。

 5回以降は二塁も踏ませない盤石さ。最も評価すべきは8イニングを投げたことだ。「(リリーフが)毎日毎日投げているのは分かっている。自分が8回までいけて良かった」とうなずけば、工藤監督も「リリーフを休ませることができて良かった」とたたえた。

 前夜は5時間11分に及ぶ延長12回の末にサヨナラ負け。救援陣は次々とつぎ込まれ、岩崎、サファテは回またぎを含む3連投を強いられた。岩崎がリーグ最多の49試合に登板するなどリリーフ陣は文字通りのフル稼働。責任感の強いサファテは「先発が早く降板すると、われわれにツケが回る。先発には何かを感じてほしい」と異例の注文をつけたほどだった。

 ■オリ戦8連勝

 そんなモヤモヤした空気をバンデンハークは119球の熱投で吹き飛ばした。サファテを「あれだけタフな投手はなかなかいない」と尊敬するからこそ、その言葉と思いを受け止めた。試合後、指揮官は「今日はサファテも岩崎も使うつもりはなかった」と8、9回を任せる2人が“不在”だった舞台裏を明かした。

 「自分の仕事はできたと思う。いつも通り攻撃的な投球ができて、ストライク先行で投げられた」。非常事態を救った右腕は2015年に並ぶ自己最多9勝目を涼しげに振り返った。さらにオリックス戦は同年から無傷の8戦全勝。「それはたまたま」と意に介さないが、不敗神話は続く。

 効果的な援護もあり、前夜のほぼ半分の2時間47分で快勝。楽天も敗れ、1・5差の首位に再浮上した。「とにかく明日勝てるように。足元を見て頑張ります」と引き締めた工藤監督。ゴールまでこのまま首位で走り抜く。 (小畑大悟)

=2017/08/03付 西日本スポーツ=

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