西武・山川3ラン、武田撃ち 炎獅子、再発進の快勝

西日本スポーツ

 自らの勢いを象徴するような打球が高々と舞い上がった。5回に1点を勝ち越し、なお2死一、二塁。武田の145キロの直球をジャストミートした山川がダメ押し3ランを左中間席に突き刺した。「打った瞬間、入ったと思った。最高の気分」。連勝が13で止まった翌日、チームの再発進を告げる8号3ランだった。

 先輩の熱いプレーが燃える思いをたぎらせた。直前の1死一、三塁で投ゴロを放った浅村が一塁にヘッドスライディング。「キャプテンの浅村さんが必死でやっている。自分も何とかしないと、と感じた」。自らに気迫を注入し、通算12敗(2勝)という天敵だった武田を打ち崩した。

 8月は6試合で22打数11安打の打率5割、4本塁打。5戦連続で記録の打点は14と荒稼ぎしている。絶好調の25歳を支えるのは強い危機感だ。体調管理のために食事は控えめに節制。一方で練習量も落とさない。山川の好調さを受けて不振のメヒアが5日に出場選手登録抹消されたが、「自分はまだレギュラーじゃない。一打席、一球ずつが勝負」と試合後も隣接する室内練習場で打ち込んだ。

 5カード連続勝ち越しを決め、ソフトバンク戦は本拠地に限れば3カード連続勝ち越しで6勝3敗。辻監督は「選手を集めて『きのうの試合は誇りに思っている』と伝えるつもりだった。でも、練習の明るい雰囲気を見て、言うのをやめたよ」と笑った。勢いだけでなく、自力でつかんだ白星により、一度は停止した赤い特急が再び動き始めた。 (松田達也)

=2017/08/07付 西日本スポーツ=

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