ホークス内川、間に合わない!? レギュラーシーズン復帰

西日本スポーツ

 左手親指を骨折した福岡ソフトバンクの内川聖一外野手(35)の離脱が当初の予定より長期化する可能性が高くなった。7月23日のロッテ戦で負傷。左手母指基節骨尺側基部の剥離骨折と診断され、全治6週間と発表されていたが、実際には復帰まで8~12週間を要するという。現状、レギュラーシーズンでの復帰は厳しい状況だ。猛追してきた西武を加え、熱を帯びるパのV戦線。工藤ホークスは主将で4番という柱を欠き、優勝争いを強いられることになる。

 三つどもえの様相を呈してきたV争いで首位に立つホークスに試練が訪れた。主将としてチームを引っ張り、4番を担ってきた内川の離脱が予定より長期化することになりそうだ。チーム関係者によると「復帰まで8~12週間の見込み」。10週間で10月に入る。最終戦の10月8日楽天戦まで11週間。最悪の場合、レギュラーシーズン中の復帰は厳しい情勢だ。

■10月8日最終戦まで11週

 内川は7月23日のロッテ戦で一塁守備中に打球を受け、左手親指の剥離骨折を負った。1日から筑後のファーム施設でリハビリを始めたが、6週間は患部を固定する必要があるという。悪化すれば、骨折した箇所の靱帯(じんたい)にまで影響が及び、手術が避けられない事態となる。そのため骨折が完治するまでは固定具が取れない。

 「やれることは限られているけど、その中でやれることをやっていくしかない」。現状、ランニングなど腕を上下に動かす動作に支障はないが、患部への衝撃は避ける必要があるという。当面は、左手でバットを握ることや捕球は不可。本格的な調整は、固定具を外した後で、当初発表された6週間での復帰は難しい。

 内川自身、一刻も早い復帰を目指しているが、一方でさらに患部が悪化する可能性もあるため、焦りは厳禁。「無理やりやれば、やれてしまいそうな気がするけど、(悪化して)その先がなくなってしまうことを考えれば、自分だけで判断できないところもある」と苦しい胸の内を明かした。

■あと「30」2000安打は困難に

 レギュラーシーズン中に復帰できても残り30本に迫った通算2000安打の今季中の達成は極めて困難。もちろん個人成績だけでなく、チームにとっても内川不在の影響は大きい。代わって、本塁打と打点の2部門でトップを走る柳田が4番を務めているが、マークは一層厳しくなっている。

 チームは移動が続いた6日までの今季最長の9連戦を6勝3敗で乗りきった。ただ、西武との最終カードを負け越し。楽天とのマッチレースで進んできたシーズンは、13連勝した西武の猛追でこれまで以上に熱を帯びる。工藤監督は「ピリピリした戦いができるのも3球団しかない。今の場を楽しんでもらいたい」と強調。一日も早い内川の復帰を願いながらも、チームは立ち止まっていられない。

=2017/08/08付 西日本スポーツ=

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