波佐見、接戦あと一歩 一時は逆転、応援席沸く 「好試合ありがとう」

西日本新聞

 第99回全国高校野球選手権大会は8日開幕し、第1試合で県代表の波佐見が彦根東(滋賀)と対戦。九回逆転サヨナラ負けを喫した。勝利まであと一歩に迫った選手たちに「良い試合だった」「ありがとう」とスタンドから大きな声援が送られた。

 試合前、グラウンドに現れた選手がスタンドに一礼すると、観客は手にした黄色のメガホンを打ち鳴らして「頑張れ」「頼むぞ」。先発隅田知一郎投手(3年)の父、弘之さん(65)は「日頃の練習通りに投げればおさえられる」と期待を込めた。

 二回、先頭の4番内野裕太選手(2年)が右中間スタンドに大会1号ソロ本塁打。先制の一発に生徒会の志田心さん(同)と長谷川瑞紀さん(同)は跳びはねた。2人は「うれしくて、うれしくて、叫んでしまいました」。1-1で迎えた三回に勝ち越したものの、直後の守りでは失策をきっかけに走者を出し、3点本塁打を浴びた。

 しかしナインは諦めなかった。六回に先頭の村川大介選手(3年)が二塁打で出塁すると、暴投で一気に三塁へ。浜田倫主将(同)の適時打で1点差に。七回には2死満塁から内野選手の右前への2点適時打で逆転。アルプスからは「さすが4番!」と声が飛んだ。

 1点リードで迎えた九回。1死一、三塁から内野ゴロの間に同点とされた。さらに2死二塁のピンチで得永健監督は村川竜也投手(同)に継投したが、四球と安打で決勝点を奪われ、ゲームセット。

 敗れたものの、開幕試合で演じた大熱戦。内野選手の父・哲也さん(45)は目に涙を浮かべて「ここまで連れてきてくれてありがとうと伝えたい。良い試合だった」と波佐見ナインをたたえた。

=2017/08/09付 西日本新聞朝刊=

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