秀岳館大きな壁越えた 強豪横浜破りスタンド沸く

西日本新聞

 日本一へ、最初の大きな壁を越えた-。第99回全国高校野球選手権大会の県代表、秀岳館(八代)は11日、春夏5度の甲子園優勝を誇る横浜(神奈川)との初戦を6-4で制した。13安打の猛攻に、アルプススタンドは沸いた。

 先攻の秀岳館は初回、先頭の竹輪涼介選手(3年)が熊本大会の勢いそのままに三塁打を放ち、続く半情冬馬選手(同)の犠飛で先制。「よっしゃー」と跳びはねた半情選手の父、要さん(46)は「いい仕事をしてくれた」と満面の笑み。試合開始から9球で3得点して主導権をつかんだ。

 3点リードの七回表。2死満塁で、代打橋口将崇選手(2年)が2点適時打。母の恵美さん(45)は「練習の成果が出せてよかった」と目頭を押さえた。

 応援席がどよめいたのは、七回裏。横浜主将の6番打者に3点本塁打を喫した時だった。広部就平主将(3年)らが中学まで所属したオール枚方ボーイズ(大阪)中学部(大阪)の金城亮汰主将は「まずい。守りきって」と祈るようにグラウンドに視線を送った。

 最終回、田浦文丸投手(同)が最後の打者を打ち取ると、客席から拍手が沸いた。「うれしい。次は大差で勝って」とチアダンス部の山本杏海部長(同)。

 秀岳館の次の試合は、大会9日目の16日午前9時半から、広島代表の広陵と2回戦に臨む。

=2017/08/12付 西日本新聞朝刊=

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