聖心ウルスラ 聖光学院との“同宿聖戦”順延…続くピリピリムード

西日本スポーツ

 第99回全国高校野球選手権大会第8日は15日、試合予定の時間帯に断続的に雨が予想されたため中止となり、2回戦の4試合が16日に順延となった。聖光学院(福島)-聖心ウルスラ学園(宮崎)は16日の第4試合になった。今大会の順延は2度目で、日程はさらに1日ずつ繰り下げられる。準々決勝翌日の休養日はそのままで、決勝は23日の予定。例年、終戦記念日の正午に実施する黙とうは行われなかった。試合予定だった選手たちは、甲子園球場内の室内練習場で1時間45分ずつ調整。初の3回戦進出を目指す聖心ウルスラ学園の選手は打撃中心の練習で汗を流した。

■「情報戦」は先勝

 試合はとっくに始まっている!? 聖心ウルスラ学園と聖光学院は大阪市内の同じホテルに宿泊。聖心ウルスラ学園の小田原監督は「同宿対決」が決まる前に「お互いに勝ち上がらないと当たれませんね」と相手の斎藤監督と冗談を言いあったというが、対戦が現実になり「少し気まずい」と苦笑いだ。

 宿舎は緊張感に包まれている。「仲は悪くないけど、対戦が決まってからはピリピリしている」と赤木主将。食事会場が違うため、普段はロビーなどで顔を合わせるくらい。話しては駄目というわけではないが、どこかぎこちなさを感じているという。

 2年生エースの戸郷は「エレベーターで会った時は少し恥ずかしい」という。それでも試合中に意識する「ポーカーフェース」を宿舎でも発揮。聖光学院の選手が大勢いる中に単身で乗り合わせるときは、あいさつはするものの「(気まずいので)ただ前を向いて静かにしています」。

 この日の朝、赤木主将は聖光学院の選手とロビーでばったり会った。雨天順延を伝えたところ、相手は知らなかったという。「俺の方が(知っているのが)早いやん」。情報戦では先勝。この勢いで気まずい雰囲気を吹き飛ばし、甲子園常連校を撃破する。 (米村勇飛)

■聖光学院エース斎藤攻略へ 監督「大振りせずセンター中心」

 聖心ウルスラ学園ナインはティー打撃やフリー打撃など、打撃練習を中心に汗を流した。初戦の早稲田佐賀戦では全員安打を記録するなど打線は好調。対する聖光学院のエース斎藤は初戦でおかやま山陽(岡山)を12奪三振で完封した。「真っすぐも変化球もしっかり腕を振ってくる素晴らしい投手。大振りせずにセンター中心に打ち返していきたい」と小田原監督は話す。初戦は2失点で完投したエース戸郷は「雨の中の投球は調子が悪いのでやりたくないと思っていた」と仕切り直しを前向きに捉えた。

=2017/08/16付 西日本スポーツ=

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