ホークス松田V弾19号ソロ「会心です」

西日本スポーツ

 ここぞの一発はマッチしかない。1-1の6回、簡単に2死となった直後だった。松田は狙っていた。2ボールから松葉の外角フォークボールを仕留めた。手応え十分。振り切った勢いのまま、体を丸めぴょんと跳ねて駆けだした。打球は左翼スタンドへ。19号ソロが決勝弾となった。

 「2-1の決勝弾はなかなかない。会心ですね。3打席目は仕掛けようと思っていた」

 4回の2打席目も2ボールとなったが、3球目のスライダーを見送った。結果的に四球で出塁したが、甘い球は逃さないと6回の3打席目は一振りにかけていた。8月の4本塁打は、すべて勝利打点と勝負強さを発揮。春先は調子が上がらず1号が出るまでに26試合を要したが「チームもいいところにいるし、8、9月にがんばりたい」と巻き返しを誓った。

 前日15日、ソフトバンク通算1000勝のヒーローとなった明石は「松田さんとかギータ(柳田)とか、あの辺が(ヒーローが)よかったのに」と話した。誰もが認める看板選手。05年に経営母体がソフトバンクになってからの、出場試合数1315試合は松田が最多だ。1000勝目のヒーローこそ逃したが、300勝、800勝、900勝は松田が決勝打を放ち節目でも主役をはってきた。「ソフトバンク最多出場というのもきょう知ったけど、光栄なことだよね」と新たな誇りを胸に刻む。

 2015年から本塁打後の恒例となった「熱男~っ!」は、今や球場を巻き込む一大エンターテインメントだ。だが、この日は「気持ちのいい『熱男』だったけど、最後の晃(中村)のバックホームが熱かった」と9回に好返球で同点を封じた、ともに今季全試合に出場し続ける後輩をたたえた。18日からは楽天との首位攻防3連戦。「相手もがんばってる2017年。明日休んで、目の前の仙台を一試合一試合戦う」。充実した心持ちで敵地に乗り込む。 (鎌田真一郎)

=2017/08/17付 西日本スポーツ=

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