球児の体調OBサポート 聖心ウルスラ鍼灸師の竹吉さん 「同じ悔しさ経験させない」

西日本新聞

 第99回全国高校野球選手権大会で、勝ち進んでいるチームが神経を使うのが体調管理だ。聖心ウルスラ学園(宮崎)は、OBで鍼灸(しんきゅう)師の竹吉恵幹(もとき)さん(29)=宮崎市=が、自身の経験を基に「甲子園での過ごし方」をアドバイス。16日の2回戦で惜敗したが、選手はベストの体調で躍動した。

 チームは3日に関西に入ってから、練習時間がいつもの約5時間から2時間に激減。ホテルの食事がおいしかったようで、体重が2~3キロ増えたり、疲れが取れずに発熱したりする選手が出た。

 同行した竹吉さんにとっては想定内で、朝晩の体重、体温、脈拍のほか、睡眠の質やストレスの度合い(10段階)を記録させた。「数値化すれば選手が不調を自覚でき、自分から相談してくれることもある」からだ。

 体温を下げる作用がある夏野菜を食べることや、ホテルの洗面所にぬらしたタオルをかけて乾燥から体を守ることも勧めた。

 「けがや病気を未然に防ぐことが一番大事。自分たちと同じ悔しさを経験させたくない」。12年前の甲子園初出場のとき。2年生だった竹吉さんは、練習などを支援するためチームに同行した。インフルエンザにかかるなど本調子でない選手もいて、初戦で敗退したことがずっと悔しかった。

 今大会は雨で試合日程が2日順延した。初戦を突破した他チームでは体調を崩した選手もいたが、聖心ウルスラ学園の選手は竹吉さんの助言の効果もあり、万全の体調を維持して2回戦に挑んだ。

 16日の試合後、竹吉さんは「体調面は良い状態だった」と話し、後輩たちを1人ずつ激励。2安打1打点の柳田駿兵選手(3年)は「ベストな体調で試合ができたのは竹吉さんのおかげ」と感謝した。

=2017/08/17付 西日本新聞朝刊=

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