西武・栗山代打サヨナラ弾

西日本スポーツ

 無心の一振りでけりをつけた。0-0の9回2死一、二塁。木村文の代打栗山が楽天ハーマンの外角高め152キロを捉えた。打球はレオ党の陣取る左翼席へ。7号3ランは今季2本目のサヨナラ弾。「代打」がつくとプロ16年目で初めてだ。「何も考えず打席に入った。まさか入るとは。実感がないけどうれしいね」。端正なマスクを崩した。

 この日の試合前、2002年の同期入団で同級生、レオ一筋の盟友中村が腰の張りなどで離脱した。「寂しいけどね。自分は年長者として、プレーで見せていくだけ」。若手の成長が著しい今季は代打出場が増えた。「強すぎて出番がないね。でもチームが強いことに、越したことはない」と言い切る。何よりチームを優先する33歳を、辻監督は「勝負強い。切り札だ」とたたえる。

 08年日本一戦士の栗山には苦い記憶がある。10年にマジック4からソフトバンクに大逆転優勝を許した。「一生忘れません。ただその逆もある。今ゲーム差はあるけど、優勝はあると思っている」。それだけ現在のチームには手応えを感じる。

 今季3度目のサヨナラ勝ちで、チームは5連勝。2位楽天とは2・5差に迫り、試合のなかった首位ソフトバンクとは6差だ。20勝4敗と快進撃を続けた「炎獅子ユニホーム」はこの日でいったん見納めだが、9月に再び着用予定だ。「いい時期にこれを着て、勝負できるところにいければ」。歓喜のウオーターシャワーを浴びた栗山は目を輝かせた。 (山田孝人)

=2017/08/18付 西日本スポーツ=

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