ホークス工藤監督 史上5位95勝Vだ 残り32戦も「2勝1敗」最重視

西日本スポーツ

 マイペース完走で95勝Vだ! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(54)が「自分超え」でのリーグ制覇を誓った。前カードは敵地仙台で2位楽天に3連勝。早ければ26日に優勝マジック20が点灯するが、今後も「2勝1敗」のカード勝ち越しを最重視。ここまで74勝37敗、勝率6割6分7厘と完璧な2勝1敗ペースで、このままなら監督1年目の2015年の90勝Vを超え、史上5位の95勝に達する計算。安定走行で歴史的ゴールへひた走る。

■「足元見てやることが大事」

 長くマッチレースを繰り広げてきた2位楽天に仙台で3連勝。敵地でゲーム差を「6・5」まで広げ、福岡に戻ってきた。工藤監督の顔も仙台に出発した4日前より明るい。今週中の優勝マジック点灯の可能性すら出てきたが、その表情とは裏腹に指揮官は強く強くかぶとの緒を締めた。

 「最短で26日に優勝マジック? 新聞が書いてるだけでしょ。これまで通り、一つ一つやっていく。楽天さんだって1週間前は首位だった。たった1週間でもチーム状態が落ちたらね…。どのチームでもそうなる可能性はある。一つ一つです」

 チームは5連勝中。一気にVへのスパートをかけたいところだが、工藤監督はアクセルを無駄に踏み込むことはしない。「目の前の試合を、という意識の持ち方をしないと。足元を見てやることが大事」。就任から口癖とする「カード勝ち越し」を今後も最重要視してゴールを目指す。

 就任3年目の今季の戦いは理想のスタイルを体現している。「大きな連勝もないけど、大きな連敗もない」。連勝の最長は6連勝だが、逆に連敗も4月の4連敗が最長で1度だけ。3連敗も7月の1度しかない。目前の3連戦を勝ち越し、1カードで最低でも一つの貯金を積み上げる戦い方で、ここまで74勝37敗。完璧な「2勝1敗ペース」で、37個もの貯金を築いた。

 タカ党からすれば、一日でも早く優勝を決めてほしいというのが本音だろうが、残り32試合も「安定走行」を続けても歴史的なVが見えてくる。このペースでいけば、最終的な勝ち星は95勝に達する計算。15年には球団の福岡移転後最多となる90勝でリーグ制覇したが、それを大きく上回って史上5位の勝利数となる。

 きょう22日からは、3位西武を本拠地ヤフオクドームで迎え撃つ。7月下旬から13連勝を飾り、21日現在で8ゲーム差まで追い上げてきた相手だが、今回の3連戦で1勝すれば自力V消滅に追い込める。それでも工藤監督は「一つ負けたとしても、切り替えて『また明日だ』と思うように」。堅実に、時間をかけて、真の強さを見せつける。 (倉成孝史)

=2017/08/22付 西日本スポーツ=

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