ホークス今宮4打点自己最多タイ 獅子倒9号3ラン 「成長感じる」

西日本スポーツ

 息の根を止める打球が左中間へと伸びた。従来のフェンス最上部で跳ね返り、テラス席に飛び込んだのを確認すると、今宮は走るスピードを緩めた。リードを5点差に広げた7回の9号3ラン。勝敗は決した。

 「体が勝手に反応してくれた。自分の体に感謝したい。(西武は)すごい打線なので何点あってもいい。いい追加点になった」。2点リードの7回2死一、二塁。武隈が投じた初球のチェンジアップだった。「狙ってなかった」。それでも身長172センチの小さな体で豪快なアーチを描いた。

 長いトンネルの中で忘れていた積極性だった。今月上旬の長期遠征では27打席連続ノーヒットの憂き目を味わった。無安打中のある試合では「今日打てんかったらクビ。それぐらい自分を追い込むわ」とポツリ。本拠地に戻って、打ち込むと光が見えた。「打つべき球を打たずに、ボール球を振っていた。初球から振っていくのを忘れていた」

 さらに夏の甲子園に出場した後輩たちの奮闘にも触発させられた。母校の明豊高(大分)が8強入り。ベスト8を決めた神村学園高(鹿児島)戦は延長12回の大激戦だった。「テレビを通じてだけど、あれだけの姿を見せられた。すごく感動したし、忘れかけていた部分を思い出させてくれた。今度は僕の活躍が後輩たちのいい刺激になれば」

 ウルフを打ちあぐねていた6回にも右中間を破る適時三塁打をマークした。7月30日の日本ハム戦以来の一発と合わせて自己最多タイの4打点。「今日はいいスイングができた。成長を感じる部分はある」。手応えを感じたからこそ、こう言い切った。「目標は(打率)3割と言っている。手前までもいったことがないので、正直どういう世界か分からない。そこを目標にして確率を上げていく」

 セーフティーともいえる5点差以上での白星は実に6月27日の日本ハム戦(6-0)以来、約2カ月ぶりだった。「今やっていることを曲げずにいきたい」。今宮がバットで“主役”を演じ、ホークスの勢いに拍車が掛かった。 (小畑大悟)

=2017/08/23付 西日本スポーツ=

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