ホークスのバンデン14連勝、本拠地無敗 獅子に引導、自力V消した

西日本スポーツ

 もう止まらん! ソフトバンクが西武を蹴散らして6連勝だ。リック・バンデンハーク投手(32)が強力レオ打線を7回被安打2の無失点に封じて今季12勝目、8月4戦4勝でヤフオクドーム14連勝を飾った。ウルフ攻略こそてこずった打線だが、今宮が適時三塁打に9号3ランで4打点の大暴れ。投打の歯車がガッチリとかみ合って、西武の自力Vの可能性を消滅させた。

 ■三塁を踏ませず

 必死に追いすがる獅子を、身長198センチの剛腕が崖下に突き落とした。来日からの本拠地連勝を14に伸ばす快投。3連戦の初戦を任されたバンデンハークが7回を2安打無失点、90球で封じた。「素晴らしいチームメートに助けてもらった結果だから」。今季2度目となったチーム6連勝の立役者は、誇ることなく、チームの勝利を喜んだ。

 最速153キロの真っすぐが走る分、ナックルカーブの威力も増した。加えて、強力打線を抑えようと、バッテリーは普段以上の内角攻めを敢行した。ピンチらしい場面は、初回2死一、二塁だけ。打撃好調の森をナックルカーブで空振り三振に仕留めてしのいだ。その後も三塁を踏ませない完璧に近い内容だった。

 2015年にホークスで共闘したウルフとの息詰まる投げ合いを制し、西武にはこれで今季5戦4勝。7月下旬からの13連勝で追い上げてきたレオの足を止め、自力Vを消滅させた。「西武打線は1番から9番までバランスがいい。今日はしっかり(内角を)攻められたと思うけど、明日以降もしっかりいくべきだと思う」。レオ封じのお手本となる12勝目だった。

 ■酷暑でも安定感

 「ホーム球場なので大好き。これが続くようにしたい」と本拠地での「不敗神話」を喜んだ。8月はこれで4戦4勝。へばってもおかしくない酷暑の中、高い安定感を誇る。疲れを感じた時には、筋トレの強度を落とすなど、体調を管理。佐藤投手コーチも「きょうは腕の振りが良かった」と認める、コンディションの良さだった。

 日本での生活は3年目。順応するにつれ、高校野球への興味も湧いてきた。この日の試合前、東海大菅生(西東京)と花咲徳栄(埼玉)の準決勝をテレビでチェック。この夏、九州勢が4強に残れなかったことを残念がったが、きょう23日の決勝も楽しみにしているという。

 7回は疲労が見えてきたこともあり、工藤監督が右腕に確認の上、降板を決めた。「素晴らしかった。1回は相手のチャンスもあったけど、それ以降はチャンスらしいチャンスもつくらせず、よく投げてくれた」。西武に引導を渡し、さらに独走態勢を進めたホークスを、背番号44が力強く支えている。 (谷光太郎)

=2017/08/23付 西日本スポーツ=

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