柳田弾でホークス今季初!!7連勝 2年ぶり2度目30発王手

西日本スポーツ

1回2死一塁、右中間へ先制の29号2ランを放つ柳田 拡大

1回2死一塁、右中間へ先制の29号2ランを放つ柳田

■27日にもM点灯

 甲子園に負けない快音が本拠地に響いた。柳田悠岐外野手(28)が2年ぶりのシーズン30本塁打に王手をかけた。初回2死一塁から右中間席へ、リーグトップに並ぶ29号2ラン。先制パンチで勢いに乗った打線は9得点の猛攻で今季初の7連勝を飾った。今季の西武戦勝ち越しも決め、Vロードは加速するばかり。高校球児の熱戦が幕を閉じ、いよいよ工藤ホークスが野球界の「主役」を張る。

■初回先制の2ラン

 大勝劇への号砲を打ち鳴らした。ほれぼれするようなライナー性の打球が、瞬く間に右中間席中段へ飛び込んだ。初回、柳田が放った先制の2ラン。「打撃練習で全然良くなかったので、立花(打撃)コーチにアドバイスをいただいて、少し修正できた」。内角低めのスライダーを捉え、今季初の7連勝に導いた。

 試合前は暗中模索していた。「このままいったら絶対打てん。どうしていいか分からんかった。力が伝わっていない感じで、これじゃあ、無理だなと」。試合前のフリー打撃を終えると、一目散にミラールームへと駆け込んだ。自分の打撃に納得がいかなかった。

 立花打撃コーチの目にはこう映っていた。「(踏み出す)ステップの幅が小さく、ためが少なくなって、(軸足に)乗っていない感じだった」。鏡を前に素振りを繰り返したことで、次第に光が差し込んできた。

 「軸足の使い方を意識した。上体ではなく、しっかり足を使おうと。アマチュア(広島経大)のころ意識していたこと」。それを1打席目で体現した。しかも2ボールからのファーストスイングでスタンドイン。「いい感じで試合に入って、いきなり結果が出た。立花さんのおかげ」と感謝すれば、立花コーチも「修正する能力が高い。三冠王を狙えるような打者だから」とたたえた。レアード(日本ハム)に並ぶリーグトップの29号。2年ぶりの30号に王手をかけ、球団では2005年の松中信彦以来となる打率3割、30本塁打、100打点へ突き進む。

■広陵・中村から刺激

 甲子園の決勝が行われたこの日、故郷広島の代表校でもある広陵は惜しくも準優勝に終わった。ただ、ニュースターの中村奨成捕手(3年)が大会新記録の6本塁打で圧倒的な存在感を示した。「すごいですね。運もある」と、同郷の後輩の活躍も刺激となったようだ。史上最多の計68本塁打が飛び出した今夏の甲子園。自身のフルスイングも球児の憧れになっている。

 工藤監督が「あれで乗ってくれた」と振り返るように柳田の一振りから打線に火が付いた。対西武の勝ち越しも早々と決定。貯金を今季最多の「39」に増やし、早ければ27日にマジックが点灯する。「チーム一丸というか、いいと思う」。王座奪還に向けて、この勢いは止まらない。 (小畑大悟)

=2017/08/24付 西日本スポーツ=

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