ホークス9連勝の壁、5度目も失敗 東浜…今季最短4回5失点KO

西日本スポーツ

■2位楽天と変わらず8・5差

 今のロッテは甘くない-。ソフトバンクの連勝が8で止まった。今季ワーストタイの19被安打で10失点。工藤ホークスとして5度目の挑戦も実らず、またしても「9連勝の壁」に阻まれた。7月29日の日本ハム戦から続けていた本拠地での連勝も9でストップ。13勝で両リーグトップタイの東浜巨投手(27)は今季4敗目だ。自身の連勝も6で止まり、過去無敗だった「甘い恋人」に黒星を喫した。

■「完全に僕で負けた」

 破竹の勢いがついに止まった。7点差を追い掛ける9回2死一、二塁。今宮が遊ゴロに倒れ、9連勝中だった本拠地での敗戦に33日ぶりのため息が漏れた。楽天、西武ものみ込んだ今季最長の連勝も8でストップ。最下位に沈むロッテに対し、今季ワーストタイの19安打を浴びて、10失点の大敗。工藤監督は「負けるときはこうなってしまいました」とさばさばした表情で久しぶりの敗戦を受け止めた。

 ハーラー単独トップを走る東浜が誤算だった。序盤から調子が上がらず、3回につかまった。1死二、三塁から鈴木の中越え2点三塁打で先制点を献上。続くペーニャに高く入った直球を左翼席中段まで運ばれた。「軸となるボールがなくて試合を組み立てられなかった。球の質も制球も悪くて、立て直すことができなかった」。4回にも荻野にソロを浴びると、今季初めて5回持たずに降板した。

 自身の連勝も6でストップした。お得意さまだったロッテ戦でのプロ初黒星。ただ、個人のことは頭にない。「今日は完全に僕で負けた試合。いいところが全くなかった。(自分の)状態のことより、チームの連勝を止めて申し訳ない」と悔しさをにじませた。

 そんな東浜を、工藤監督は責めることなく、かばった。今季一度もローテを外れることなくチーム最多の136回2/3を投げてきた。「投手なんでうまくいくときも、いかないときもある。トータルして、彼のやってきたことを見てあげないといけない。次はしっかりやってくれると思う」

 工藤監督も5度目の挑戦でまたしても「9連勝の壁」にはじき返された。一昨年1回、昨年は3回も8連勝を果たしたながら、もう一歩先には届かなかった。「また8の話するつもりなの。やめてくれる。去年もずっと8、8、8って言われ続けて」とぜいたくな恨み節を口にした。

 小休止とはなったが、2位楽天も敗れたため8・5差は変わらず。最短のマジック点灯は29日に伸びた。指揮官は「常に切り替えて前を向いてやっていくと決めている。あとの二つを勝って、3連戦を勝ち越せるようにしていきたい」と表情に暗さはない。8月初めて本拠地で喫した黒星。それが25日だというのは、勝ち続けてきたことの“証明”でもあった。 (小畑大悟)

=2017/08/26付 西日本スポーツ=

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