ホークス完敗マジック点灯お預け 有原に散発4安打 柳田、デスパ3タコ

西日本スポーツ

 負けてなお最高の舞台が整った。工藤ホークスが昨年の宿敵に完敗。日本ハムから1点しか奪えず、チーム2年ぶりの30号に王手をかけている柳田悠岐(28)、アルフレド・デスパイネ(31)両外野手はいずれも不発に終わった。31日は昨年のクライマックスシリーズ(CS)以来となる「投手・大谷」との対戦。難敵攻略で勢いをつけて、9月1日に本拠地で楽天を下してマジックを点灯させる。

 マジックをともすことこそできなかったが、2年ぶりVへ向けてのハートはメラメラと燃えたぎったままだ。試合終了後には気温16度台まで冷え込んだ旭川での一戦は、5位に沈む日本ハム相手にわずか4安打での完敗。マジック点灯目前とはいえ、工藤監督は敗戦をまったく引きずることなく、すぐに強い視線で前だけを向いた。

 「明日(31日)しっかりものにして、それで福岡に帰れるようにしたい。(大谷が)投げてくるからには、僕らも打たなきゃいけないと思いますんで。いい形で打てればいいかなと思ってます」

 マジック点灯へ前進するにはふさわしい相手を打ち砕き、Vへ向かうラストロードを明るく照らす。舞台を旭川から札幌ドームへと移す31日の先発は大谷。チームにとって、昨年10月のCS以来となる「投手・大谷」との対戦だ。大逆転でのV逸を味わった昨年、シーズンでもCSでも投打で痛い目に遭わされた相手。「大谷撃破」でマジック点灯に王手となれば、これ以上ないリベンジとなる。

 「切り替えて明日大谷をやっつける」。指揮官と同様に、敗戦直後から藤本打撃コーチも「打倒大谷」へ鼻息を荒くした。もちろん選手も同様だ。有原の前に3打数無安打2三振に終わった柳田も「頑張ります」と札幌での一戦に気持ちをスイッチ。2年前と同じ旭川での30号到達はならなかったが、球界の至宝から大台の一発を放ちチームを勝利に導く覚悟だ。そしてこの日、好投を見せた有原に一矢を報いた今宮は、冷静に二刀流右腕の攻略を見据えた。

 「最後(9回裏)は結果的にゲッツーになってしまったけど、変化球をセンター方向に打つことはできた。ゲッツーはいけないけど、ああいう打撃ができればいい」

 4回には昨年の10発を上回る自己最多の11号ソロを放ち試合を一時振り出しに戻したが、派手な一発よりも、凡打の中に今日へとつながるプラス材料を見つけた。工藤監督も最後は「いい投手なんで、その辺(作戦)はまた明日しっかり考えていきたい」と不敵に口にした。チャンピオンフラッグが掲げられている札幌ドーム、そして大谷の目の前で、マジック点灯へ一気に加速する。 (倉成孝史)

 ◆最短点灯は9・1

 ソフトバンク●楽天△の結果、ソフトバンクの最短マジック点灯は9月1日となった。8月31日はソフトバンクが日本ハム、楽天は西武と対戦し、9月1日は直接対決。ソフトバンクが連敗しなければ楽天の結果次第で17か16が出る。

=2017/08/31付 西日本スポーツ=

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