ホークス初点灯M16 東浜、乱闘騒ぎ動じず14勝パ単独トップ

西日本スポーツ

 先発陣の柱に成長した東浜巨投手(27)が、優勝へのマジックナンバー「16」を今季初点灯させた。2回に巨漢アマダーの顔近くへの投球を巡って乱闘寸前になる騒動にも動じず、6回2/3を無失点でリーグ単独トップの今季14勝目。楽天岸との投げ合いも今季3連勝だ。工藤監督は就任から3年連続のシーズン80勝に12球団最速で到達。現日程での最短Vは13日。歓喜の瞬間がいよいよ見えてきた!!

 背番号16を誇らしげに本拠地のスタンドの方へ向けた。先制打の中村晃とともに上がったお立ち台。リーグ単独トップの今季14勝目で、東浜が今季初めて点灯させたのは優勝マジック「16」。5年目で初めて規定投球回に到達した右腕の背番号と同じ数字だった。

 ■「真剣勝負の証拠」

 2回の乱闘騒動にも動じなかった。先頭の4番アマダーへの2ボール2ストライクからの高めの直球が顔近くを通過。激高したNPB史上最重量、135キロの巨漢はヘルメットを投げ捨て東浜に詰め寄った。試合後に「正直、動揺した」と振り返ったシーンだった。

 一塁手の福田や相手ナインが懸命にアマダーを抑えたこともあり、大乱闘は回避された。「守ってくれたのはありがたいこと。お互いに真剣勝負で、前のめりでやっている証拠」。ただ、この威嚇行為でアマダーは退場。代打枡田を落ち着いて二ゴロに仕留めた。

 前回登板した8月25日のロッテ戦は今季最短の4回で5失点KO。今回の登板へ向けて「本当に崖っぷちだな、と自分を追い込んできた」と明かした。理由は「前回は5回まで行けなかった。これを続けているようじゃ他の選手に顔向けできない」からだった。

 今季は登板間に2度の投球練習を続けていたが、8月は1度に減らした。この2週間はトレーニング量も落とした。疲労回復を優先させるためだったが、今回は元に戻した。「自分が納得する形でやりたかった」。倉野投手統括コーチは「去年やり通したから、調整法を柔軟に変えられる」と成長を認める。

 ■岸に今季3戦3勝

 この日も「調子はあまり良くなかった」と正直に振り返ったが、変化球を低めに集める粘りの投球で連打を許さなかった。6回2/3を6安打無失点の好投で、楽天岸との先発対決は今季3戦3勝。ただ、二塁に走者を背負った7回を最後まで投げきれなかった悔しさも胸に刻み込んだ。

 「すごく気持ちを込めたというか、緊張感のある1週間を過ごしたんじゃないか」。工藤監督は先発陣の柱に成長した右腕をたたえた。最短Vは13日。きょう2日にもクライマックスシリーズ出場が決まる。3年連続のシーズン80勝に12球団最速で到達した指揮官は「僕らはまた明日のゲームを勝てるように全力を尽くします」と力を込めた。 (谷光太郎)

=2017/09/02付 西日本スポーツ=

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