サファテ日本タイ46S ホークス3連勝!M14!!

西日本スポーツ

 絶対的守護神がまず日本プロ野球史上最多セーブ記録に並んだ。2点リードの9回に登板したデニス・サファテ投手(36)が1回を無失点に抑え、今季46セーブ目。2005年の岩瀬(中日)、07年の藤川(阪神)の記録に並んだ。3連勝のチームは前日の1日に点灯した優勝マジックを「16」から「14」に減らし、12球団最速でクライマックスシリーズ(CS)進出決定。新記録達成も間近のサファテが、2年ぶりのVへチームのギアをまた一段上げた。

■1回を無失点

 相手打者を圧倒した。2点リードの9回2死二塁。サファテは藤田をフォークボールで空振り三振。お決まりの左手に右拳を当てるポーズで一塁ベンチに頭を下げた。優勝マジックを14に減らす今季46セーブ目。日本球界のシーズン最多記録に並んだ。

 150キロ超の剛球を操り、岩瀬、藤川という球史に残る名ストッパーたちに肩を並べた。「僕が日本に来た1年目(広島時代の2011年)から、すごい投球をしていたお二人。とても光栄」。ただ、その名誉を全身で喜べたのは、家族が身近にいてくれたから。「家族の前で達成できたことが一番」。お立ち台ではキンズリーちゃん(9)、フェラーちゃん(6)、ジェイドちゃん(3)の3姉妹と並んだ。

 「6カ月間、離れ離れだった。いつ来られるか、心待ちにしていた」。妻のジェイダさんが体調を崩し、来日の予定が立たなかった。お見舞いのため、5月下旬に10日間、出場選手登録から外れて一時帰国したほどだ。7月に通算200セーブを達成した際は電話で報告するしかなかった。

 今季のセーブ機会での失敗は、8月5日の西武戦の1度だけ。家族の心配をした分「野球に入り込みすぎなかったことがよかったのかな」と苦笑いで振り返るほど、今は心が穏やかでいられる。妻が回復し、同21日に家族が来日。仙台遠征を終えた守護神は、羽田空港で待ち受けた。

 ジェイダさんは「神様の次、と言えるほどの存在」と夫をたたえた。野球選手としてだけではなく、夫として、3女の父として「全てアメージング(素晴らしい)」。福岡では栄養のバランスに気を付けた食事はもちろん、野菜スムージーを作るなどサポートに徹している。

■CS進出確定

 「家族が来たことで別の疲れもあるけど、それは良い疲れ」。右腕は日々の充実感に満たされている。残り22試合。日本記録の更新は時間の問題だ。ウイニングボールは「ネクスト!」と千賀へ。その後、孫オーナーの手に渡った。新記録のメモリアルボールは手元に残すつもりだ。

 工藤監督は「ピッチャーの一番上として支えてくれている。頼りになる素晴らしいピッチャーだと思う。タイ記録おめでとうございます」と感謝しきりだ。3日連続登板の守護神の奮闘もあってCS進出がまず決定。歓喜の瞬間は着実に近づいている。 (谷光太郎)

◆岩瀬、藤川より早い到達

 サファテが今季57試合目での登板、チームの121試合目で46セーブ(2勝2敗3ホールド)に到達した。05年の岩瀬と07年の藤川はともに自身のシーズン最終登板で記録した。岩瀬は自身60試合目でチームの141試合目(146試合制)、07年の藤川は自身71試合目でチームの最終戦(144試合制)。サファテの場合、22試合を残しており、史上初の50セーブ到達も十分にありそうだ。

■孫オーナー「何でも一番はいいこと」

 本拠地では開幕戦以来の観戦となった孫オーナーも、サファテのプロ野球タイ記録の46セーブ目をたたえた。ヒーローインタビューの前後に守護神とがっちり握手。「すごいよ。何でも一番っていうのはいいことだから」。リーグV奪回へ足早に歩みを進めるチーム状況に「楽しみだねぇ~。このまま突き進んで!」とご満悦だった。

 王会長(サファテについて)「もっと点を取って休ませてあげたいと思うけど。野球は記録の世界。選手にとっても素晴らしいし、野球界にとっても、そうだ。他の選手にとって目標になるし、励みにしてほしい」

=2017/09/03付 西日本スポーツ=

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