ホークス、マッチV打 サファテの日本新お膳立て

西日本スポーツ

■興奮冷めやらず

 守護神を誰よりも早くハグして、快挙の喜びを分かち合った。お膳立てしたのは、直前に自らがたたきだした決勝点。「日本新記録の場に立ち会えることなんて、なかなかない。サファテにはほんまに感謝しかない」。松田の興奮は試合後も冷めやらなかった。

 延長11回1死二塁。1ボール2ストライクから、黒木の149キロの内角直球を詰まりながらも左前に落とした。外野は前進守備を敷いていたが、代走の本多が頭から飛び込んでホームを陥れた。「ポン(本多)が一生懸命走ってくれてうれしかった」。1学年下の後輩の激走をたたえた。

 不振のどん底だった。3日の楽天戦までの8試合で25打数1安打。唯一の安打は本塁打だったが、一方で13三振を喫し、この日は再び打順が6番から7番に降格。連日、ロングティーを繰り返し、周囲に「今のよかったよな?」と1球ごとに同意を求めるなど、必死で打開策を模索した。

 不振脱出のきっかけは第3打席にあった。1点差に追い上げられた7回は金子の外角直球を右翼フェンス直撃の三塁打。「1本出れば、2本、3本出そうだった」。9回1死からは平野のフォークを捉え左翼フェンス直撃の二塁打とした。

 「3本打てたのはきっかけになるかな」。7月17日西武戦以来、今季6度目となる猛打賞。レギュラーの在り方を「ずっと出ていると、いいときも悪いときもある。悪いときにどれだけチームに貢献できるか」と表現するムードメーカーの表情が和らいだ。

 サファテと喜びを分かち合った勝利で、優勝マジックは11に減った。「翔(岩崎)が追いつかれても、粘り強く勝てているのが8月からの強さ」。接戦を次々とものにするチームにあって、待望の勝負強い男が復調気配だ。 (鎌田真一郎)

=2017/09/06付 西日本スポーツ=

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