ホークス東浜次代エースへ狙う勝率8割 8日15勝懸け先発

西日本スポーツ

 東浜巨投手(27)が、勝率8割超えの快挙へ、ラストスパートをかける。8日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する右腕はここまでハーラーダービートップの14勝を挙げる一方で、わずか4敗。規定投球回到達者のトップ、勝率7割7分8厘を残している。勝率第1位の規定をクリアした投手で、球団では2005年の斉藤和巳(本紙評論家)が残した9割4分1厘(16勝1敗)に迫る数字が見えている。

 小雨の降るZOZOマリンで東浜は調整に集中した。「目の前の試合を一試合一試合、集中して投げることは何も変わらない」。リーグの15勝一番乗りが懸かる試合を前にしても、ここまで貫いてきた姿勢を変えるつもりはない。

 優勝マジック「16」が初点灯したのが1日の楽天戦(ヤフオクドーム)。その試合でチームを勝利に導き、今季14勝目をマークした。勝ち星はリーグ最多。同時に負け数も4と少なく、勝率は7割7分8厘。ここから、黒星なしで2勝積み上げれば、勝率は8割に達する。「自分の数字は気にしていない。シーズン最後まで投げきるだけ」と右腕は口にしているが、貢献度の大きさを証明する数字になる。

 2013年にシーズン24連勝の田中将大(ヤンキース、当時楽天)が勝率10割を記録。それ以前に8割台で勝率1位のタイトルは08年の岩隈久志(マリナーズ、当時楽天)が挙げた21勝4敗、8割4分までさかのぼる。ホークスでは、「負けないエース」と称された斉藤和巳が05年に9割4分1厘でタイトルを獲得。3人はいずれも最多勝と勝率1位に輝いている。斉藤氏は現役時代、「たくさん勝ってもたくさん負けたら意味がない。どれだけ貯金できるかが大切」と言い続けた。勝ち星から負け数を引いた数字こそ、チームへの貢献。そこを追求することで、球界を代表するエースへと成長した。

 シーズン最終盤を迎え、東浜にも疲労が蓄積している。「治療を受ける回数は多くなりましたね」。143回1/3を投げ、チームでは唯一、既にシーズンの規定投球回をクリア。開幕当時は先発の5、6番手を争っていた右腕が、先頭を突っ走ってきた。「優勝しても終わりじゃない。しっかりシーズン最後まで投げ抜くことだけを考える」。次代のエースへ。“進撃の巨”が走り抜く。 (谷光太郎)

=2017/09/08付 西日本スポーツ=

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