ホークス優勝へM8 4番柳田が迫る過去4人だけの「勲章」

西日本スポーツ

 【歓喜へのカウントダウン】

 ロッテ4-6ソフトバンク(8日・ZOZOマリン)

 まともに勝負はしてもらえない。ソフトバンクの4番柳田。初回、送りバントを絡めて1死二塁の先制機で3番中村晃が倒れて2死となり、打席に向かった。ルーキー右腕の酒居と田村のバッテリーは、徹底した配球をしてきた。初球スライダー、2球目ストレート、3球目スライダー、いずれも内角のボール球だった。

 4球目のストレートこそ外角低めぎりぎりに入ったが、5球目のストレートはまた内角で、ボールだった。「甘い球、来たら、フルスイングしようと思ってましたよ」。集中して構えていたバットを一度も振ることなく、歩いた。

 続く5番は既に30本塁打を放っているデスパイネながら、柳田に比べれば打率は5分近く落ちる。結果、この場面はデスパイネが左前へ先制打を放った。「みんな、勝利のためにやっとるんで」。勝負を避けられた4番に充足感があった。

 今季122試合目の出場で、これが86個目の四球。チームは試合数は残り18で、出場試合数ベースでは、シーズン98.7四球の計算だ。昨季は100四球。球団では南海時代の1968年野村、2006年松中に続いて3度目だった。

 連続シーズンとなれば、プロ野球でも過去4人しかいない。1963~78年王(巨人)の16年連続は別格として、85、86年落合(ロッテ)、97、98年と2000~02年松井(巨人)、13、14年ジョーンズ(楽天)の計5例。まともに勝負するような対象ではない強打者だけの、まれな連続記録であることが分かる。

 柳田が顔をしかめたのは、6点リードの4回、1死一、三塁での一ゴロだった。「当てにいった。それじゃ自分のバッティングじゃないっすね」。4番で主将の内川が、左手親指骨折で7月末から戦列を離れている。以来、4番に入って、これで35試合になった。「チームは勝っとるし、それが一番。どっしり、というか。全うしたいです」。大股で歩き続けた後に、記録も付いてくる。

=2017/09/09 西日本スポーツ=

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