ホークス優勝へM6 ロッテの大砲にストレート3球勝負の大胆リード

西日本スポーツ

 【歓喜へのカウントダウン】

 ロッテ1-2ソフトバンク(9日・ZOZOマリン)

 見ている方は拍子抜けするような三振も、互いの読みが複雑に絡み合った結果だ。2点リードの2回無死。千賀をリードするソフトバンクの捕手・甲斐は、右打席に怪力の4番ペーニャを迎えた。初球、2球目と低めにストレートが決まり、早々と追い込む。3球目、外角で構えたミットに突き刺さる154キロに、ペーニャは動けなかった。

 「ペーニャのところにしても、試合前に話し合った通りにやれた。話し合ってる分、ああいうこともできたと思います」。東浜と組んだ8日は、変化球を左翼へカッ飛ばされ、リードを縮められた。この日はロースコアの展開。最大限に一発を警戒しなければならない中、4打席凡退に封じ、追い上げるロッテを1点差で振り切った。

 甲斐の出場試合数は、1軍デビューした2014年から昨年まで1、1、13。全て途中出場だった。今季これで73試合目となったスタメンマスクは、昨季までゼロだったことなのだ。同期同学年で育成出身という点でも共通の千賀は、これで13勝目。それに15勝の東浜と、若く能力の高い投手と登板全試合でバッテリーを組み、結果を残してきた。

 先に1軍で立場を築いていた投手が引っ張った側面はあるにせよ、そこは甲斐の自覚あってこそだ。「僕も同じように責任を持ってやらないといけない。責任持ってサインを出さないと」。開幕当初は「足を引っ張らないように」だった言葉も、今は裏打ちのある力強さが増している。

 表立って褒めることの少ない清水バッテリーコーチも「視野が広がっているし、投手とのコミュニケーションも取れていると思う。(甲斐)拓也も、よう頑張ってる」と頼もしげだ。ソフトバンク独走の要因は、巨大な戦力にある。その一方、捕手という重要ポジションに、1軍スタメン経験ゼロだった選手を据えて戦っているのも、また事実だ。

=2017/09/10 西日本スポーツ=

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