アビスパ福岡3位転落 熊本とドロー6戦勝ちなし

西日本スポーツ

後半、クロスに頭で合わせにいく福岡・岩下(36)(撮影・菊地俊哉) 拡大

後半、クロスに頭で合わせにいく福岡・岩下(36)(撮影・菊地俊哉)

 台風18号の影響で17日から順延されたJ2ロアッソ熊本とアビスパ福岡の九州ダービーは、1-1の引き分けに終わった。福岡は後半24分に元斗才(19)の来日初ゴールで先制。その4分後に熊本の嶋田慎太郎(21)がPKを決めて追い付いた。福岡は16日に勝ったV・ファーレン長崎にJ1自動昇格圏内の2位を明け渡し、勝ち点1差の3位に後退。6試合白星なしでトンネルから抜け出せない。一方の熊本も7戦続けて勝ち星から見放されて20位。J3降格圏内の21位山口との勝ち点差は5となった。

■先制4分後PK献上

 何をやってもうまくいかない。ペナルティーエリア外から放った元斗才の思い切りのいいシュートで、福岡がゴールをこじ開けた直後。途中出場のジウシーニョが相手を倒してPKを献上。熊本に駆け付けたサポーターの歓喜は、わずか4分でため息に変わった。

 「もう少し落ち着いてボールを動かせたゲームだった。慌てるところもあった」。50歳の誕生日を白星で飾れなかった井原監督が表情をゆがめた。勝てない現実、そして急に立ちこめた暗雲が選手たちから余裕を奪った。前節の愛媛戦でエースのウェリントンが乱暴な肘打ちをしたことが発覚。15日に2試合出場停止が決定し、戦術やメンバーの変更を強いられた。17日に予定された試合は台風の影響で順延。ただ同日は熊本県内のホテルのホールでボールを使う練習しかできず、調整に苦労した。

 スピードのある坂田を13試合ぶりにスタメンで起用。高さ、強さの代わりに足元で勝負を挑んだが、ボールを失う場面も目立った。「一人一人が自信をもってつながなければいけない」と石津が悔やんだ。

■指揮官誕生日飾れず

 「誰かがいなくなったときに他の選手がカバーするのがチーム。天候の条件は相手も同じ」と井原監督は言い訳はしない。泣いても笑っても残り9戦。主将の三門は「おっかなびっくり戦っても後悔するだけ」と語る。第13節以来、約4カ月ぶりの自動昇格圏からの転落。井原監督は「落ち込んではいられない。数字的には優勝も十分ある。立て直す」と誓う。再び上を目指すアビスパの巻き返しを見たい。 (向吉三郎)


◆九州Jクラブのマスコット集結

 九州ダービーを盛り上げるため、九州Jクラブのマスコットキャラクターがえがお健康スタジアムに集まった。所用で欠席したJ2大分のニータンを除く6体が試合前、時間内にお尻を何回振れるかを競う「おしりフリフリ対決だJ!」で激突。熊本市在住のよしもと芸人、安井まさじと西スポ特命アビスパ応援団長のケン坊田中、熊本県住みます芸人の2人組もっこすファイヤーが盛り上げる中、J3鹿児島の「ゆないくー」が優勝。福岡のアビーくんは最下位に終わった。

=2017/09/19付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ