ホークス柳田抹消 CSピンチ 右腹斜筋・肋間筋損傷 全治3週間

西日本スポーツ

 ギータ、CSピンチ-。福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(28)が21日、出場選手登録を抹消された。右脇腹を痛めて途中交代した20日の日本ハム戦から一夜明け、札幌市内の病院で受けた検査で「右腹斜筋損傷・肋間(ろっかん)筋損傷2度」と診断された。全治3週間の見込み。来月18日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ出場も微妙な状況で、2年ぶりの日本一を目指すチームに暗雲が垂れ込めた。

 症状はやはり、軽くはなかった。この日午前中に札幌市内の病院で受けた検査で、柳田に突き付けられたのは全治3週間の診断。宿舎へ戻った際は、報道陣の問い掛けに「球場へ? 分からないです」と言葉少なに応じショックの色を隠せなかった。その後、工藤監督ら首脳陣に報告。出場選手登録を抹消され、22日以降、関東地方の病院で数日間の治療を行い、その後は筑後の施設でリハビリに専念することが決まった。

 リーグ史上最速Vを果たしたチームにとって、日本一奪回へ向けてこれ以上ない悲報だ。診断通りなら実戦復帰までは3週間以上を要する。レギュラーシーズン中の復帰は絶望的で、開幕まで残り4週間を切っているCSファイナルステージへの出場も微妙な状況となった。9月に右手薬指を骨折しながらCS出場にこぎつけた昨年同様に、回復状況次第で10月のみやざきフェニックス・リーグなどで突貫調整する形になると思われるが、実戦感覚も含め万全の状態でCSに臨むことは難しくなった。

 負傷交代した20日の試合後には「明日(21日)病院に行くので、それを待ってから」と多くを語らなかった工藤監督も、ショックを隠せなかった。日本ハム戦前に取材に応じ「うちにとって何よりも大事な選手。ここまで頑張ってきたんで、本人も非常に苦しい、つらい思いをすると思うけど。その思いを治療に使って一日でも早く戻ってきてほしい」と、柳田本人の心情を思いやりながらも、早期復帰を強く願った。

 柳田は今季、130試合に出場しいずれもリーグ2位の打率3割1分、99打点、同3位の31本塁打をマークした。7月末からは離脱した内川に代わって45試合で4番を務め、2年ぶりのリーグ優勝に貢献。打点は自身初の100到達にあと1と迫っていた。

 強打者の勲章で、球団では2005年の松中信彦以来となる「打率3割、30本塁打、100打点」の達成も絶望的となり、現在4割2分6厘でリーグトップの出塁率以外は事実上、タイトル争いからも脱落。工藤監督は「彼の目標もあるだろうし、早く復帰したいという気持ちが強ければ強いほど早く治ると思う。(CSに)間に合うと僕は思っています」と、祈るような表情を浮かべた。

=2017/09/22付 西日本スポーツ=

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