ホークス王会長、母校後輩清宮に熱視線 「欲しいよね」

西日本スポーツ

 清宮獲り宣言だ! 福岡ソフトバンクの王貞治会長(77)が23日、プロ志望届提出の意向を示した母校・早実高(東京)の後輩の清宮幸太郎内野手(18)に熱烈ラブコールを送った。歴代最多とされる高校通算111本塁打を放った今ドラフトの目玉。王会長は「欲しいよね」と獲得に前のめりだ。清宮がプロで目指すのは王会長の世界記録868本塁打。「10・26」ドラフト会議に向け、運命の歯車が動き始めた。

■史上最多競合覚悟

 日本中が注目した記者会見から一夜明け、今ドラフト最大の目玉が憧れる存在が口を開いた。22日にプロ志望を表明した清宮は、王会長の持つ通算868本塁打を目標に掲げた。同日にコメントをしなかった王会長は、後輩に対し「欲しいね」とストレートに獲得の意思を示した。

 王会長は清宮のプロ入りを歓迎するかのように柔和な表情で語り始めた。「早くプロ入りを宣言した方が本人もすっきりするだろうしね。一日一日と延びることでいろんな意見も出てくる。これで本人も落ち着いて勉強と自分の打撃に頭の整理もできるだろう。少しは解放してやってくれ」

 まずは注目を浴びる後輩を思いやったが、清宮をめぐる状況がさらに過熱するのは間違いない。「競合? そうだね。記録になるんじゃないの。八つだっけ。それは超えるだろうね」と野茂(近鉄)らの史上最多競合記録の8球団を上回ることも“予言”。そしてホークス会長として競合覚悟で争奪戦に乗り込むことを宣言した。「打者として技術的なものもネームバリューもある。主将もやって英語も話してね。18歳ではあるけど、チームにすんなり入っていけそうな雰囲気がある」と褒めちぎった。

■くじ役は「監督に」

 獲得に前のめりの王会長は早くも抽選シーンを描いていた。自身のくじ引き役はきっぱり辞退。「工藤監督の方がくじ運がいいから。外れたら一生言われるじゃない」。一昨年に3球団競合の高橋、昨年には5球団競合の田中を引き当てた工藤監督の“神の手”に託す考えを明かした。

 後輩への思いがあふれる王会長は、もはや1位指名を明言したも同然。後藤社長兼オーナー代行が「同窓の先輩として強い関心をお持ちでしょうし、魅力的。長距離打者として近年まれに見る素材とスカウトの意見も一致している。他にもいい選手はいるので、ドラフトのギリギリまで考え抜く」と火消しに走るほどだった。

 運命のドラフトで王会長と清宮の縁はつながるのか。「プロ野球はチャレンジしがいのあるところ。(868本塁打という)そういうところへの目標を持っていけるのはたいしたもの。頑張ってほしいね」。王会長の熱いラブコールとエールは止まらなかった。 (小畑大悟)

=2017/09/24付 西日本スポーツ=

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