ホークス工藤監督「ここで使えない人間はCSで使わない」 救援陣“崩壊”

西日本スポーツ

■4点リード守れず

 工藤監督の表情が、それまでとは一変した。これまで見せなかったほどの険しさ。試合後。この日復帰した内川について明るい声で話していた指揮官に、報道陣から中継ぎ陣についての質問が飛んだ瞬間だ。3秒間ほど深呼吸するように「間」を置くと、一気に厳しい言葉をまくし立てた。

 「まあ、ちゃんとそれぞれが反省しているとは思いますけど。これはいつも言っているように、消化ゲームではないので。ここで使えない人間はCSでは使わない。それはベテランだろうが若手だろうが関係ない」

 リーグVを決めているとはいえ、日本一奪回へ向けて怒りを抑えきれなかった。バンデンハークが6回3失点と先発として最低限の仕事をし、打線も7得点。今季のホークスならば「セーフティー」と思える4点のリードを持ち終盤戦に入ったが、あまりにも中継ぎ陣がふがいなかった。7回に2番手の五十嵐が先頭から3連続四球。1死後、代わった嘉弥真が押し出し四球を与えた。

 これだけでも曇っていた指揮官の表情を、さらに険しくしたのは8回に登板した森だ。6番から始まった打線に5本の長短打を許し、まさかの5失点。「ゲームをつぶしてしまって申し訳ない」。森はチーム3位の63試合目の登板。サファテ、岩崎が「リフレッシュ休暇」をもらい、モイネロも離脱している中、1人に責任を背負わせるのは酷ではあるが、リーグ王者らしからぬ大逆転負けを演じてしまったことは確かだ。

 指揮官が厳しい口調で奮起を促すのも無理はない。今季は、優勝決定まで6回終了時にリードした試合は74勝1敗。救援陣の抜群の安定感は、今シーズンのチーム最大の武器と言える。だが優勝決定後だけで2敗を喫し、6回終了時にリードしていた試合はこれで76勝3敗。先制した試合の連勝も、27でストップした。救援陣は6試合連続の失点。「(CSでは)ベストの28人を選んで使います」。日本一奪回のために、もう「緩み」も「たるみ」も許さない。 (倉成孝史)

=2017/10/01付 西日本スポーツ=

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