“別府競輪の男達”が女装CMで本場再開盛り上げる!

西日本スポーツ

■大分県内でテレビCM

 あの“男達”が、女になって帰ってきた! 2008年から大分県内で放送されていたテレビCM「別府競輪の男達」シリーズに、後継バージョンの「別府競輪の女達」が登場し、すでに同県内で放映されている。「-男達」シリーズは、大分支部に所属する競輪選手の人間味ある演技とコミカルなナレーションで、競輪ファン以外も巻き込み話題を呼んだ。今回の「-女達」は、女性の競輪ファンを増やそうと、選手が女装して女性の気持ちになりきるストーリー。普段は激しい肉弾戦を繰り広げるレーサーたちが、長髪のかつらにメーキャップをほどこして出演している。選手管理棟の建て替えなどで本場開催を休止していた別府競輪場は、11日からレースを再開。温泉も競輪もホットな別府を、男性も女性もエンジョイしよう!

 9月から放送が始まった「別府競輪の女達」。全18話に、大分支部所属の競輪選手14人が出演している。その中には、競輪界トップクラスのS級1班に在籍する大塚健一郎選手や、1着賞金1億円のKEIRIN GPを勝ったこともある小野俊之選手ら有名レーサーも。他にも「-男達」で名演を重ねていた選手らが熱演。“女”になっても、ほほえましい活躍を見せてくれている。

◆「何でもやる」

 選手たちがCMで体当たりの演技を続けるのは、競輪界の現状を打破したいという気持ちからだ。日本競輪選手会大分支部の山本崇志支部長は、「競輪が年を重ねるとともに、ファン層も高齢化している。そんな現状を変えるために、自分たちにできることは何でもやってやる-。そんな気持ちからです」と、出演の理由を語る。新規ファンの開拓は競輪界の大きな課題。選手たちの危機感が、コミカルなCMへとつながった。

 選手管理棟の建て替えなどで10カ月間レースのなかった別府競輪だが、いよいよ11日から本場開催が始まる。菅原晃、安東英博、利根正明各選手ら、CMで笑いを巻き起こした選手も数多く出場を予定している。山本支部長は、「若い人たちにも競輪の面白さを知ってほしい。別府競輪場へ“男達”“女達”を、ぜひ応援に来てください」と真剣なまなざしでアピール。CM以上に楽しく、エキサイティングな世界を、今度は本業でファンに示す。

■動画サイトで全話イッキ見!!

 「別府競輪の男達」は、2008年にシリーズ放送を開始。第2章、最終章と続き、全68話が制作された。CMとして高く評価され、数々の広告賞を受賞した。CMは大分県内だけの放送だったが話題を呼び、動画サイト・ユーチューブでのトータル再生回数は70万回を数えている(パソコンやスマートフォンで動画検索するか、別府競輪オフィシャルサイトを経由して視聴できる)。今回の「-女達」を見る前に、まずはこれまでの「-男達」をチェックしたい。ストーリー性もあるので、第1章から順番に全て見た後、同様に公開されている「-女達」全18話を見るのがお勧め。今回も、木田庄太郎選手とそのお母さんの心温まる絡みでは、ハンカチのご用意を!?

■月刊誌の企画にも挑戦 今後も多様な活動を

 「別府競輪の女達」は、テレビCMの枠の中だけにとどまらない。大分県内で販売されている月刊誌「シティ情報おおいた」では、10月号(9月25日発売)から連動企画が掲載スタートした。第1回は「夏に焼けたお肌をツルツルにしたい。そんな温泉教えてっ!」という女性の依頼に答えるべく、加藤大輔選手が調査。「二湯めぐり」という入浴法や温泉施設を紹介しながら、バスタオル1枚の際どいポーズも見せている。“女達”は女性や若いファンを増やすべく、多様な活動を予定している。詳しくは、9月1日にリニューアルされた別府競輪オフィシャルサイトの「別府競輪の女達」のページで。

■11日に10カ月ぶり本場再開 選手管理棟の全面改修終了

 いよいよ再発進! 検車場など選手管理棟の全面改修を行うため昨年11月下旬から場外発売だけを行っている別府競輪場で、10月11日に10カ月ぶりとなる本場開催がスタートする。照明灯12基などナイター施設も整備し、来年1月には同場初のナイター競輪を予定している。無観客のミッドナイト競輪も、同2月に初開催する予定だ。

▼ナイター施設整備

 1968年に建てられた別府競輪の管理棟は、耐震基準を満たさないこともあり、全面建て替えとなった。約5億5000万円(予算規模)をかけた3階建て、延べ床面積約1800平方メートルの管理棟が、8日に竣工(しゅんこう)式を迎える。1階には検車室、医務室、ローラー室、売店などが設けられる。ローラー室には27台のローラー台が設置され、屋外の18台と合わせて45台と十分な数をそろえる。2階の選手控室も、選手がゆっくりと過ごせるスペースを用意。3階は主にプレスルームで、ビッグレースなどで報道陣が詰めかけても問題なく対応できる広さだ。

 約4億円をかけナイター照明も設置した。地元選手による夜間走行テストも行われ、雨天時の照り返しなども含めてチェック。照明の角度などを調整した。一般公募していたナイター開催の愛称は「べっぷ湧くわくナイトレース」に決定。来年1月23日、ナイターレース初開催を予定している。今までとは違う時間帯の開催で競輪に縁がなかった若者や女性の来場が増えれば、CMに出演した選手たちも願ったりかなったりだ。

■8日ナイター記念イベント

 竣工(しゅんこう)式が行われる8日は、ファンも楽しめる一日になる。ナイター設備完成記念イベントとして「別府競輪ナイトフェスティバル」を午後3時から開催。バンク内は屋台や子ども向けの縁日が出店するほか、仮面ライダービルドショー、映画「SING/シング」の上映も。午後6時のナイター点灯式では、地元9選手がレースさながらのデモ走行を行う。

 ◆別府競輪場 1950年開場。走路は1周400メートル。別府湾に臨む立地のため、レースが強風の影響を受けることもある。メインスタンドは2006年に建て替えられた。市内に8カ所の温泉郷があることからG3開設記念の名称は「別府八湯ゆけむりカップ」で、今年は12月2~5日に開催。正門近くの駐車場には、公衆浴場「競輪温泉」を持つ(小学生以上100円、午前7時~午後10時)。2019年2月に、開場以来初となるG1を開催する(全日本選抜競輪)。大分県別府市亀川東町1の36。

=2017/10/03付 西日本スポーツ=

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