ホークス工藤監督 柳田不在も覚悟 復帰見通せず…

西日本スポーツ

■ヤフオクで全体練習

 最悪のシナリオも覚悟-。ソフトバンクの工藤公康監督(54)が、クライマックスシリーズ(CS)の有事に備えて動いた。2日間のオフが明けた4日、ヤフオクドームで行われた全体練習に2軍調整を続けていた長谷川勇也外野手(32)、城所龍磨外野手(32)、斐紹捕手(24)の左打者3人を呼び寄せた。右脇腹痛の柳田悠岐外野手(28)の復帰見通しが立たない中、指揮官は「いろんなことを想定して来てもらった」と説明した。CSファイナルステージまで残り13日。早めのリスクヘッジで、決戦に臨む。

■ファイナルSまであと13日

 つかの間の休みでリフレッシュした選手とともに、筑後で牙を研いできた男たちがヤフオクドームのグラウンドに現れた。実績十分の長谷川勇、オールラウンダー城所、捕手登録の斐紹もバッティングを買われ、1軍に呼ばれた。3人の共通項は左打者。工藤監督は、右脇腹の故障からポストシーズンでの復帰を目指してリハビリを続ける柳田のあらゆる状態を想定。代役の状態をチェックする機会を設けた。

 「柳田君が戻って来られたとき。万が一、戻って来られなかったとき。戻って来られるんだけど、試合のフル出場が難しいとき。いろんなことを想定しながら、3人には来てもらいました」

 内川が離脱した7月下旬から4番を務めた柳田は、9月20日日本ハム戦で負傷し「右腹斜筋損傷」などで全治3週間の診断。2週間が経過しても、復帰時期が見通せないのが現状だ。

 「短期決戦は勢いづくと、ドドドーンといかれる。僕は調子のいい選手を上で使いたい」と指揮官は言う。裏を返せば「ドドドーン」といくチャンスもある。立ち遅れないためにも、早めに対応が必要。これも、リーグ史上最短優勝を決めたからこそ、成せる業だ。

■長谷川勇「戦力になりたい」

 短期決戦を見据え、1点をもぎ取る意識を強めるために、バスターエンドランなどを交えたケース打撃をメニューに入れた。この日は、3人の中で斐紹がアピールに成功したが、見極め期間は来週に予定している紅白戦まで続く。

 チャンスを与えられた選手会長の長谷川勇は、思いの丈を真っすぐに語った。「日本一になりたい。その輪に加わりたいし、そのための戦力になりたい」。今季は6月25日西武戦で、プロ11年目にして初の4番にも座り、その重圧の中で本塁打も放った。7月下旬からは2軍調整が続き、じくじたる思いを抱いている。

 柳田が間に合うに越したことはない。ただ、主砲の離脱が招いたサバイバルから、短期決戦には欠かせないラッキーボーイの出現にも期待する。工藤ホークスとして最悪のCS開幕を想定しながら、最高の結果を狙う。 (鎌田真一郎)

=2017/10/05付 西日本スポーツ=

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