ホークス上林、中堅で打力もUP

西日本スポーツ

 CSでもセンターを任せろ! 上林誠知外野手(22)が5日、ポストシーズンでのスタメン死守の決意を新たにした。本来はライトだが、右脇腹を痛めている柳田の復帰の見通しが立たない中、現時点ではセンターでのスタメン出場が有力だ。達川ヘッドコーチも、他の外野ポジションに比べて中堅は捕手の配球などを目にしやすく、打撃にも生かしやすいなどメリット面に言及した。

■達川ヘッド期待

 飛躍の1年を笑顔で締めくくる。柳田の復帰時期が不透明の中、中堅のポジションを任せられる可能性の高い上林がプラス効果を口にした。「自分に生かせるのではないか」。本職は右翼ながら守備範囲の広さを含めて、現時点ではセンターの1番手に挙がっている。シーズンが深まるにつれて打撃の状態を落としていた22歳にとって、復調への契機になるかもしれない。

 上林に代わって、達川ヘッドコーチが“補足説明”した。「(センターは)相手打者のスイングが見えるし、バッテリーの配球を確認できる。ギータはもちろん、秋山(西武)、西川(日本ハム)、島内(楽天)とセンターを守るいい打者は多いからね」。視界が変わることで、思わぬヒントを得るかもしれない。西武黄金期の主砲として活躍した秋山幸二氏は三塁から中堅にコンバートされた1987年に本塁打王のタイトルを獲得。強力投手陣と名捕手の伊東勤(現ロッテ監督)の攻め方を、投手と同じ角度から研究し、自分の打撃へ生かしたという。

■「自分に生かす」

 高卒4年目で132試合に出場。初めてシーズン規定打席に達し、初の2桁本塁打もマーク。外野の定位置をつかみ、柳田が戦線離脱してからは、上林がセンターで主に代役を務めている。仮に柳田が間に合わない場合の外野の基本布陣は、中堅の上林と左翼の中村晃を固定。右翼は相手先発との相性によって、左の福田や城所、右の吉村らを使い分ける、というものだ。

 ただ、上林にスタメン安泰の気持ちはみじんもない。「やっぱり、結果を残し続けないと試合には出させてもらえない」。工藤監督が公言しているように短期決戦では、状態のいい選手の起用が最優先される。6月の時点で3割を打っていた打率は現在2割5分台。5日の全体練習では「体を大きく使う」ことを目的に、フリー打撃後にロングティー打撃に取り組むなどスイングの改良に汗を流した。

 リーグ最多の10補殺を誇る上林がセンターではまれば、少なくとも守備面に関しては柳田不在の影響を最小限にとどめられる。加えて、達川ヘッドコーチも期待を寄せる「センター効果」が打撃にもプラスに働けば、上林の2017年は笑顔で完結する。 (谷光太郎)

=2017/10/06付 西日本スポーツ=

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