ホークス武田、教訓の2失点 CS向け気持ち引き締める

西日本スポーツ

 シーズン最終戦で、あらためて投手の“鉄則”を思い知らされた。試合が終わり、応援してくれた右翼席のファンのもとへあいさつに向かう道中。工藤監督と並んで歩いた武田はこう諭された。「もうちょっと、神経を使え」。指摘されたのは5回2死一塁で藤田に浴びた2ラン。内角高めを狙った真っすぐが甘くなり、右翼席に運ばれた。

 「調子は良かった。球の質も良くなっているし、腕もしっかり振れた」。そう自己評価した右腕も、謙虚に指摘を受け止めた。「大事なところであんな1球は命取りになる。もっと注意して投げないと」。則本との投げ合いで5回を5安打2失点。先発投手として最低限の内容でも、プロ通算8戦5勝だった仙台で初めて敗戦投手になった。

 初回から真っすぐを引っ掛ける場面が続いた。2死一塁からペゲーロ、島内に連続与四球。それでも嶋を遊ゴロに打ち取って難をしのいだ。2回以降は修正が実り、則本と堂々たる投げ合いを演じた。「(立ち上がりは)腰が回っていない感じもあって。それは戻せた」。だからこそ、予定の最終イニングだった5回の2ランが痛かった。

 9月21日の日本ハム戦で5回途中6失点KO。同28日の西武戦では勝ち投手になったとはいえ7回途中4失点。苦しみながらも、シーズン最終戦で一時期の状態からは持ち直した。しかも相手はCSで対戦する可能性がある楽天。CSも見据えて高谷が出場選手登録を外れたため、7月以来の甲斐とのバッテリーだったが、手応えをつかむ結果を手に入れてシーズンを終えた事実は大きい。

 18日からのCSファイナルステージでは、22日の第5戦での先発が有力視されている。過去2年続けた2桁勝利&規定投球回到達を逃し、新たな思いも胸に臨むポストシーズン。「また一から見直して、やっていることは続けていく。CSまでには突き詰めておきたい」。準備を整えて、日本一への道中で存在感を発揮する。 (谷光太郎)

=2017/10/09付 西日本スポーツ=

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