ソフトBバンデン準備万全

西日本スポーツ

紅白戦に登板、5回1/3を投げ無安打無失点に抑えたバンデンハーク 拡大

紅白戦に登板、5回1/3を投げ無安打無失点に抑えたバンデンハーク

 CS無敗右腕も準備万全だ! リック・バンデンハーク投手(32)が13日、紅白戦で5回1/3をパーフェクトの快投を見せた。白組先発で登板し、最速151キロの快速球を軸に打者を圧倒。当初は80球の予定だったが、首脳陣の判断で60球で交代。続投すれば、他の投手が登板できなくなる恐れがあったためで、CSファイナルステージ第3戦以降の先発が見込まれる剛腕の好調は頼もしい限りだ。

 打撃2冠の長距離砲も球威で圧倒した。5回1/3をパーフェクト。白組先発のバンデンハークの剛球が猛威を振るった。控え主体の紅組に対し、初回に先頭の高田を146キロで左飛に仕留めて発進すると、2回は4番デスパイネを150キロで右飛に打ち取った。

 この日は最速151キロをマークし、ナックルカーブやスライダーの制球もさえた。「内角も外角も、ボールを出し入れして投げ分けることができた」。4回は高田と川島を直球で見逃し三振。6回に先頭の江川を左飛に打ち取った時点で球数はようやく60球。首脳陣の判断でここで交代した。

 当初は80球を投げる予定だったが、工藤監督は「もうちょっと(球数を)投げる予定でいたみたいだけど、他の投手も投げなきゃいけなかったから。あのままいくと、全部投げそうだった」と交代の理由を説明。降板後はブルペンで“残り”の20球を投げ込んだ。

 今季は来日3年目で最多の13勝をマーク。開幕から先発ローテを守ったが、チームが独走状態だった9月は4試合で1勝1敗、防御率4・24。疲労もあって調子を落としていたが、レギュラーシーズン後にしっかり休養を取ったことで本来の球威を取り戻した。

 この日の紅白戦でもバッテリーを組んだ高谷は「疲れが取れて、球威のある球が投げられている」と復調を感じ取った。工藤監督も「(投球フォームの)バランスもよかったし、変化球のコントロールもずれることなく投げていた。このままいい調整をしてくれれば」と信頼を口にした。

 西武に今季5戦4勝の好相性を買われ、ファイナルステージで西武と戦う場合は東浜、千賀に続く第3戦を任される見通し。楽天の場合は第4戦に回る見込みだ。「どちらも強いチーム。自分たちの強みを信じて戦うだけ」。CSは過去3戦全勝。短期決戦での強さを発揮できれば、日本シリーズが着実に近づく。 (谷光太郎)

=2017/10/14付 西日本スポーツ=