V・ファーレン長崎逆転 2位福岡と再接近1差 吉岡プロ初弾&Vアシスト

西日本スポーツ

 地元の星が長崎救った!! J2のV・ファーレン長崎がホームで山口に2-1で逆転勝ちし、勝ち点を67に伸ばして3位を死守した。後半に先制されたが、途中出場の吉岡雅和(22)=長崎県南島原市出身=がプロ初得点となる同点弾を決め、中村慶太(24)の決勝点をアシストする大活躍。3試合ぶりの勝利で4位転落の危機を切り抜け、2位アビスパ福岡と勝ち点差1に再接近した。次節21日もホームで、勝ち点差2の4位名古屋との大一番を迎える。

 途中出場のルーキーが劣勢を覆した。1点ビハインドの後半22分に登場した吉岡は、同34分に同点ヘッド。待望のプロ初得点を喜ぶ間もなく、5分後には右クロスで中村の決勝点をアシストした。「ピッチに立ってもチームに勝てそうな雰囲気があった。忘れられない試合になる」。試合後、ハロウィーンにちなんだ天使のコスプレで勝利のダンスを踊った。

 高木監督と同じ長崎県南島原市出身で、チームでは今季唯一の同県出身プロ契約選手。長崎総合科学大付高時代からJ参入前の長崎のひたむきなプレーに憧れ、駒大を卒業した今季入団したが、先発は6試合にとどまっていた。

 伸び悩む新人に手を差し伸べたのが同郷の高木監督。吉岡自身のプレー映像集を本人に渡した。吉岡は見返すうちに「消極的な姿勢に気付かされた」と、ミスを恐れずゴール前で仕掛けるプレーを増やしたという。高木監督も「最近、ハングリーさが出てきた」と成長を認める中、スタンドで観戦した両親の前で公式戦初ゴール。吉岡は「期待を感じながら、貢献できていないと思っていた。大事な試合で点を取れたのは自信になる」と停滞感を打ち破ったことを言葉でもアピールした。

 長崎は20勝目で勝ち点67。J2参入1年目の2013年に記録したクラブ年間最多勝(19勝)と勝ち点(66)を早くも更新した。ホームで今季J2最多の14勝(3分け2敗)と無類の強さを誇る。高木監督は「声援のトーンが高く(J1昇格への)期待を感じた。相手への圧力になったのでは」と感謝した。

 とりわけ大きな声援を受ける吉岡は「長崎の一員としてJ1でプレーしたい」とあらためて誓う。次節ホームで迎える4位名古屋との大一番も“エンゼル”吉岡が熱いサポーターに幸せを運ぶ。 (末継智章)

=2017/10/16付 西日本スポーツ=

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