ソフトB内川CS男健在弾 9回2死松井裕から復帰後1号

西日本スポーツ

 4番の意地を見せた。2点を追う9回2死。レギュラーシーズンで被弾ゼロの守護神松井裕に、内川が豪快な一撃を浴びせた。2ボールからの3球目。内角高めの143キロ直球を引っ張った。左翼ポール際に飛び込んだ打球は、CS通算4本目のアーチとなった。

 4回は痛烈な三ゴロが併殺となったが、7回は右前打でチャンスメークするなど短期決戦での強さは見せた。ただ、第1戦を落としたのは事実。「勝つか負けるかの中で、個人がどこで打ったとかはどうでもいい。次につなげないといけない」と気を引き締めた。

 今季は7月に左手親指を骨折。9月30日の1軍復帰からは4試合でレギュラーシーズンが終わった。CSファイナルSまでの期間に4試合を行った紅白戦でもアーチを放つなど、順調に調整を進めたベテランだったが、CS本番では4番の重みを再確認した。

 「最初は知らず知らずに力が入った。(CSは)雰囲気も違うし、やらなければいけない責任感も久しぶりに感じさせてもらった」。右脇腹痛の柳田を欠くだけに、CSで過去2度のMVPに輝き、通算打点はトップの松中(ソフトバンク)、中村(西武)と1差の17打点とした内川のバットはチームの命運を握る。

 松井裕はレギュラーシーズン終盤に左肘を痛め、CSファーストS第3戦で西武浅村に被弾した。「僕が何かを意識するわけではないし、向こうがどう感じるかは分からない」と冷静に話すが、9回に守護神から放ったアーチは楽天ベンチの動揺も誘ったはずだ。

 その上で、内川はひと言付け加えた。「(松井裕と)対戦しないようにするのが一番」。相手の抑えがマウンドに上がるということは、リードを許している展開を意味する。ホークスの必勝パターンは先行逃げ切り。第2戦以降は松井裕を登板させない展開に持ち込んで、楽天を寄り切る。 (鎌田真一郎)

=2017/10/19付 西日本スポーツ=

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