ソフトB連敗 20日先発、和田頼む!! 工藤監督「3倍の気力で」

西日本スポーツ

 痛恨の連敗だ。4番の内川聖一外野手(35)がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで2戦連発しながら、打線はそのソロアーチによる1点で打ち止め。初回に守備の乱れから先制を許すと、同点で迎えた7回に千賀が嶋に勝ち越しの適時二塁打を浴びた。初戦に続く1点差の惜敗。打線はつながらず、投手陣が粘れない。落とせば、楽天に王手をかけられる第3戦。和田、頼んだ!

 ベンチで腕組みした工藤監督は、しばらくグラウンドを凝視したまま動かなかった。1点を追う9回。1死からの代打攻勢も実らずスコアボードに「0」が刻まれると、スタンドから大きなため息が漏れた。18日の第1戦に続き1点差の敗戦。シーズンで15・5ゲーム差をつけた相手にまさかまさかの連敗スタートだ。

 「チャンスはつくって、一本出ればというのは常にあるけど。相手も何とかしたいという思いは一緒。つなげるところはつなげ、進めるところは進めてというのをもう一回みんなでしっかり持って、また明日、戦っていきたい」

 指揮官は想定外の現実を受け止め、初戦に続きソロアーチによる得点だけに終わった打線の奮起を促した。初戦同様に、歯車が狂ったのは試合開始早々のことだ。初回。千賀が1死から藤田を四球で歩かせると、続く銀次に右前打を許した。一走の三塁進塁を防ごうと右翼の川島がチャージをかけたが、強い回転の打球は高く右方向へバウンド。川島の頭上を越えた打球が転々とする間に、痛すぎる先制点を許した。

 「何とか三塁に行かせないようにと前に来たっていうのはある」。指揮官は、攻めの守備を見せた、本職が二塁の川島を決して責めることはなかった。ただ今回、パのCSファーストステージから先制したチームがすべて勝利したのも事実。ただでさえ初戦の黒星で重苦しかったベンチの雰囲気は、さらに重くなった。

 打線も4回に内川が2戦連発して一時同点としたが、6回無死二塁で中村晃が犠打を失敗すると続いた好機で内川、松田が三振。柳田不在とはいえ、2戦で計3得点と打線がつながらない。

 20日の第3戦から相手先発は則本、岸の二枚看板、今季11勝の美馬と好投手が続く。工藤監督は「今は今宮君と内川君がすごくいい状態。そこにどうやってつないでいくか」と得点のシナリオを描いた。

 第3戦を落とせば、日本シリーズ出場に王手をかけられる。工藤監督は「3倍の気力で!」と奮起を求め、決戦に臨む。マウンドに立つのは百戦錬磨の和田。イヌワシの勢いを食い止め、流れを変える。 (倉成孝史)

=2017/10/20付 西日本スポーツ=

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