ソフトB内川3戦連発 パ単独トップCS通算21打点

西日本スポーツ

■絶好調男が3ラン

 絶好調の「CS男」は、則本の微妙な変化を見逃さなかった。1点を追う3回無死一、二塁。初球だ。内川は直球に狙いを絞りながら、投球フォームが「ふっと浮いた」と察知した。とっさに変化球のタイミングに切り替え、111キロのカーブをすくい上げた。

 「いい投手だし、受けたら負ける。早いカウントから勝負した。(本塁打は)ビックリした」。左翼席へのCS通算6号は、一時逆転の3ラン。同一ステージでの3戦連発は2014年の日本ハム中田以来で、CS通算21打点はパ・リーグ単独トップとなった。

 本塁打の直前、四球を選んで拳を突き上げたデスパイネが、一塁から「Vamos(さあ、行け!)」を連呼。「スペイン語で『○△□☆※!!』って。『絶対打てよ』ってことだと思って。今日、一番打たないといけない打席だった」と最高の結果で応えた。

■デスパ「さあ行け」

 今CSは3試合で11打数5安打5打点、打率4割5分5厘。手が付けられない打棒を発揮する一方で、「1戦目から不安や恐怖とも戦いながらやっている」とも打ち明ける。CSでは過去2度のMVPに輝いているが、短期決戦への緊張感もにじませる。

 だからこそ、ファンやチームメートの祈りに応えた喜びも増幅される。ダイヤモンドを1周すると「ちょっとした興奮状態」だったという。ベンチ前のハイタッチでは「普段は遠慮しているけど、バシバシいきました」。首脳陣とも強烈に喜びを分かち合った。

 CSファイナルS第3戦で初めて勝利し、1勝のアドバンテージと合わせて2勝2敗とした。「これでタイに戻ったから、また明日頑張らないと」。本拠地を埋めたファンの願いはCS突破、そして2年ぶりの日本一。大きな期待を担う4番打者に喜びに浸る間はなかった。 (鎌田真一郎)

◆同一ステージ(S)の3戦連発は最長タイ

 内川が3回にCS通算6号となる3ランを放ち、CSファイナルS第1戦から3戦連続本塁打を記録した。プレーオフ、CSでは2008年の中日タイロン・ウッズ(第1S第2戦~第2S第1戦)、14年の日本ハム中田翔(ファーストS第3戦~ファイナルS第3戦)に続き3人目。最長は同年の中田の4戦連発で、同一Sでの3戦連発は同年の中田以来2人目となった。

=2017/10/21付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ