アビスパ福岡痛恨負け自動昇格争い混とん ウェリPK2度失敗さらに退場

西日本スポーツ

 J2アビスパ福岡が千葉に0-1で敗れ、6戦ぶりの黒星で勝ち点68から伸ばせず、21日に引き分けて同68としていた3位長崎に並ばれた。得失点差で自動昇格圏内の2位は死守したものの、PKを2度失敗したウェリントン(29)が警告2枚で退場し、冨安健洋(18)も累積警告4枚で28日のアウェー東京V戦は出場停止。主将の三門雄大(30)も負傷退場するなど悪夢が連鎖した。ロアッソ熊本は1-1で徳島と引き分けた。

■長崎と勝ち点並ぶ

 主審にレッドカードを突き出されたウェリントンの目に涙がたまった。1点を追う試合終了間際。敵陣ゴール前で無理な体勢から試みたオーバーヘッドキックがラフプレーと判断された。2枚目の警告で退場となり、エースはうずくまった。

 「きょうは彼の日じゃなかったというだけ」と井原監督はかばったが、少なくとも次節28日の5位東京Vとのアウェー戦は出場停止。0-1で6戦ぶりの黒星を喫した福岡を、3位長崎に勝ち点で並ばれた結果以上のショックが襲った。

 「ウェリの悪夢」は前半に始まっていた。前半30分のPKは相手GKに防がれ、そのままカウンターから失点した。後半42分の2度目のPKはクロスバーを直撃。ぼうぜんと立ち尽くし、相手GKからも慰められた。

 9月の愛媛戦で乱暴な肘打ちをして2試合の出場停止となり、猛省したはずだった。台風21号の影響で強い追い風となった後半、ロングボールを多用する戦術の中で体を張ったが、厳しいマークや味方のパスミスもあってイライラは募った。

■2試合出場停止も

 今後決まる出場停止数は、11月5日の首位湘南戦にまで及ぶ可能性もある。自動昇格争いに影を落としかねないワンプレーとなったが、亀川は「チャンスがありながら点が取れなかった。ウェリントンだけのせいじゃない」と強調した。

 次節はウェリントンだけでなく、守備の要の冨安も出場停止。前半に右太もも裏を痛めた三門主将も出場は難しそうだ。井原監督は「まだ自動昇格圏内。こういうときこそ総力戦が大事」と前を向く。「脱・エース依存」の課題を乗り越えなければ、J1には戻れない。 (末継智章)

=2017/10/23付 西日本スポーツ=

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