工藤ホークス王者の布陣 下克上のDeNAを迎え撃つ!!

西日本スポーツ

 「横綱相撲」で日本一だ! 2年ぶりの日本シリーズ進出を決めている福岡ソフトバンクの工藤公康監督(54)が24日、予告先発実施に積極的な姿勢を見せた。日本シリーズでの予告先発は両軍監督からの提案か、合意で採用が決まる。2015年はヤクルト側が拒否。「奇襲」の可能性を残された中でも同シリーズでは4勝1敗と一蹴したが、今回も94勝を挙げたパの王者として、逃げも隠れもしない姿勢で「セ界の代表」DeNAを迎え撃つ覚悟だ。

■全体練習を再開

 工藤監督の表情に、リラックスムードが戻った。CSファイナルステージで2連敗スタートしながら、シーズン15・5ゲーム差からの「下克上」を3連勝で阻止。ひとまず重圧から解放され、前日23日は完全休養。久々に一日中自宅にこもり、韓流ドラマでリフレッシュした。24日はヤフオクドームで全体練習を再開。終始笑顔だったが、日本シリーズへ話題が及ぶと、「セ界の代表」をどっしりと迎え撃つ姿勢を見せた。

 「予告先発? どっちでもいいよ。予告(先発)でも全然、問題ないよ。て、書くんだろ?」

 現在レギュラーシーズンでは両リーグで予告先発が採用されているが、日本シリーズでは原則として行われない。事前の先発発表がなければ、特に相手より戦力の劣るチームが「先発隠し」によって奇襲を仕掛けることも、時と場合によっては可能だ。ただシリーズでも両監督の同意があれば予告先発が採用され、近年でも13、14、16年で実施。15年には工藤監督が開幕前日の監督会議で提案したが、当時のヤクルト真中監督がやんわりと拒否し、実現しなかった。

 今回も指揮官は、相手がどういう出方をしてきても、94勝でパを制した王者として逃げも隠れもしない姿勢だ。「どっしり構えて、というわけではないけどね。嫌じゃん、昔はそうだったけど。ピッチングやる日じゃないのにピッチングやらないといけないとかさ」。現役時代には、日本シリーズに歴代最多タイとなる14度出場。「先発隠し」や「情報戦」により、先発投手が影響を受ける姿も目にしてきた。

■第7戦まで視野

 「やっぱりピッチャーに自分のペースでいい調整をしてほしい。自分の調整でもし駄目でも納得できる。(調整が)優先」。CSでは第5戦の武田しか白星を挙げることはできなかったが、シーズン歴代5位の94勝を支えた自慢の先発陣はどっしりとした自信の裏付けだ。シーズン、CS両方の状態を踏まえて「しっかりみんなの意見を聞いて、何がベストなのかを考える。大事なのは第7戦までしっかり考えて」とシリーズへ向けて先発ローテを再編する考え。王者の「布陣」で、日本の頂に立つ。 (倉成孝史)

=2017/10/25付 西日本スポーツ=

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