佑ちゃん外して柳田・千賀・甲斐…7年前はゴールドラッシュ ソフトBドラフト特集

西日本スポーツ

秋山監督(当時)のサイン色紙を手に、ソフトバンク若井スカウト(右)と笑顔の広島経大・柳田=2010年 拡大

秋山監督(当時)のサイン色紙を手に、ソフトバンク若井スカウト(右)と笑顔の広島経大・柳田=2010年

3球団競合の末にソフトバンクが交渉権を獲得し、チームメートから胴上げされる亜大・東浜=2012年

 【ソフトバンクのドラフト履歴〈2〉】

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ2連敗から3連勝で突破したソフトバンク。日本シリーズの相手はセ・リーグ3位からCSを突破したDeNAに決まった。決戦の前に26日はドラフト会議。今秋は競合覚悟で清宮(早実高)の1位指名が最有力だ。球団がソフトバンクとなってから、過去12度のドラフトを振り返る。第2回は2009~12年。

 【09年】ドラフト1位は菊池(花巻東高)に6球団の指名が集中した一方で、今宮(明豊高)を単独指名。指名した5人で主力となったのは今宮だけながら、当時の正遊撃手・川崎が11年オフに海外FAで移籍後に穴を埋め、球界屈指のショートとなった。なお08年以降では、この年だけ育成ドラフト指名ゼロ。

 ◆1位=今宮(明豊高)「(ソフトバンク1位指名は花巻東高の)菊池君かも、と思っていた。自分の名前を見てゾクッと鳥肌が立ちました。小さい体で申し訳ないけど、小さな巨人と呼ばれるようになりたい」

 【10年】地元福岡出身でもある大石(早大)有力ともみられたドラフト1位は、斎藤(早大)を指名。4球団競合で抽選に外れ、山下(習志野高)を指名したが、その後が将来のチームの根幹に関わる一大ドラフトになった。秋山(八戸大)との2択で2位指名した柳田(広島経大)は、15年にトリプルスリーを達成するなど球界随一のスラッガーに。育成でも無名の4位・千賀(蒲郡高)が大当たりで、6位の甲斐(楊志館高)も17年に捕手レギュラー格となった。

 ◆2位=柳田(広島経大)「ドキドキしました。ホークスは広島からも近い球団。指名されてうれしかった。将来的には3割30本30盗塁を目指したい」

 【11年】菅野(東海大)、野村(明大)、藤岡(東洋大)が「大学BIG3」。その藤岡と、高橋(東海大甲府高)がそれぞれ3球団競合となる中、2年ぶりの単独1位で武田(宮崎日大高)を指名した。1年目は後半戦だけで8勝を挙げ、新人王はならずも「優秀新人賞」のパ・リーグ連盟特別表彰を受けた。育成2位の亀沢(四国IL香川)は入団3年経過で規定により自由契約となった後、中日が支配下登録で獲得。

 ◆1位=武田(宮崎日大高)「本当に指名されるか分からなくて緊張しました。地元の球団ですし、いい結果になってうれしかった。1年目から1軍で勝ちたい。新人王? そういうところも狙っていきたい」

 【12年】1位で東浜(亜大)を指名。3球団競合も、抽選で王会長が当たりを引き当てた。入団当初は苦しんだが、17年にリーグ最多16勝。亜大の同期、3位の高田は内野のバイプレーヤーとなった。6位のサブマリン・山中(ホンダ熊本)は1年目に開幕ローテーション入りも、未勝利のまま2年目のシーズン途中にヤクルトへトレード。その後、活躍した。なおこのドラフトでは、日本ハムが大谷(花巻東高)を単独で強行1位指名。複数回の交渉の末、ドラフト会議から約1カ月半後の12月に入団表明に至った。

 ◆1位=東浜(亜大)「今までにないくらい緊張した。ホッとしたというか落ち着けた。地元九州のチームで好きな球団なのでうれしい。自分の売りは総合力。シーズンを通してコンスタントに結果を残したい」

 (つづく)

=2017/10/25 西日本スポーツ=