工藤ホークス爆勝10点 初回からフルスロッてる

西日本スポーツ

1回、デスパイネの先制タイムリーで生還し喜ぶ柳田 拡大

1回、デスパイネの先制タイムリーで生還し喜ぶ柳田

 わずか7球の速攻先制劇から爆勝発進だ! 日本シリーズ第1戦でも「1番」で起用された柳田が初回に中前打。デスパイネの左越え二塁打で先制すると、タカ打線が爆発した。2回には長谷川勇が2ラン。5回には打者一巡の猛攻で7点を奪った。シリーズでホークスが2桁得点したのは阪神と対戦した2003年、第2戦で13得点して以来だ。工藤監督の「フルスロットル」宣言通り、打線がエンジン全開でDeNAの勢いを吹き飛ばした。

 日本一奪還への最後の戦いをアクセル全開で駆けだした。工藤監督の「フルスロットル」宣言に最強打線が応えた。電光石火の先制劇で主導権を握り、10得点での大勝発進。ナインや孫オーナーと勝利のハイタッチをした指揮官は「自分たちのペースで、本当に良い戦いができた」と笑った。

 CS突破を決めたファイナルS第5戦のままに1番柳田、3番デスパイネの攻撃的布陣で臨んだ。狙いは先制点。得意の先行逃げ切りに持ち込もうと、現役時代に14度の出場と日本シリーズを知り尽くした指揮官は「初回からフルスロットルで飛ばして何とか点を取れるように」とスイッチを入れた。

 指揮官の号令にわずか7球で応えた。初回、先頭の柳田が3球目のスライダーに詰まりながらも中前打。今宮が2球目できっちり送った。デスパイネは、2球目の直球を引っ張り、先制の適時二塁打だ。「球場の歓声がすごかったので気分よく打席に入れた。最初のチャンスでまずは先制できて良かった」と最強の助っ人は表情を崩した。

 「雰囲気も良かったし、シーズン以上に応援もすごかった」。デスパイネは興奮気味に振り返った。本塁打&打点の2冠王は来日4年目で初の日本シリーズ。2015年はソフトバンクとヤクルトの5戦目を神宮球場の観客席で見ていたという。「ビールを飲んで、フライドポテトを食べていて、最後のアウトぐらいしか覚えていないけど」。あれから2年。最高の舞台に立った。走塁で右太もも裏に違和感を持ったが、「明日は大丈夫」と頼もしい。

 デスパイネは5回無死三塁から3安打目となる中前適時打をマーク。この1本を号砲に一挙7得点で勝負は決した。ソフトバンクの日本シリーズ2桁得点は阪神と対戦した03年第2戦で13得点して以来。「非常に良い試合ができた。明日も同じ気持ちでグラウンドに立って、みんなで戦って日本一を取りたい」とうなずいた。

 投打もかみ合い、工藤監督が「何が何でも取りたい」とまで言った初戦を取った。CSで苦しんだ末にたどり着いた「1番柳田、3番デスパイネ」が下克上を狙うDeNAをのみ込んだ。指揮官は「決して浮かれず、また明日、一戦必勝でいけるようにやりたい」と手綱を締めた。このままフルスロットルで日本一の頂まで駆け上がる。 (小畑大悟)

=2017/10/29付 西日本スポーツ=

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