ソフトB柳田、破壊弾再現で王手だ 先頭打者弾も期待「あとは風だけ」

西日本スポーツ

■きょう横浜で第3戦

 「神の手」の次は「破壊弾」だ! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が30日、伝説の「ビジョン破壊弾」の再現を誓った。2連勝で乗り込む横浜スタジアムでは、2年前に推定飛距離145メートルの一撃で中堅ビジョンを破壊。30日の前日練習では逆風を切り裂き、わずか3スイング目で中堅ビジョンを直撃した。先頭打者アーチも期待される男は「あとは風だけ」とニヤリ。一気に2年ぶりの日本一に王手をかける。

 横浜の冷たい逆風を切り裂いた白球が、真っ黒のビジョンを直撃した。フリー打撃開始からわずか3スイング目。柳田が放ったライナー性の打球が、2年前に伝説となった「ビジョン破壊弾」と重なった。相性抜群の横浜スタジアムで、思わず表情が緩んだ。

 「打っているイメージがあるし、楽しい球場。来るたびに打っている気がする。あとは風だけ。明日(31日)は風向きが変わってほしい。ヒットが出ないより出た方がいいけど、ホームランを打ちたいです」

 2015年6月3日。三浦から放った推定飛距離145メートルの豪快弾は、中堅のビジョン上部を直撃。衝撃で約30センチ四方の発光ダイオード(LED)パネルが外れ、その部分が真っ暗になる緊急事態に陥った。この日の前日練習では、早々と予行演習を済ませた。

 もっとも右方向への打球は風に押し戻され、フェンス手前で失速する打球も多かった。「今日は逆風。本番じゃなくて良かったなと。風がフォローだと気持ちが楽になる」。持ち前のパワーに打球を後押しする“神風”が加われば、大舞台での再現も十分に可能だ。

■相性抜群の敵地

 今季交流戦では、横浜スタジアムで2本塁打を含む11打数5安打。通算10試合で36打数17安打の打率4割7分2厘、5本塁打、12打点と「打っているイメージ」を数字が示す。今回の日本シリーズでは1番で起用されており、先頭打者本塁打にも期待が高まる。

 第2戦まで8打数4安打3打点。2試合とも初回の先制点を演出したが、4安打は全て単打で「打ち損じばっかり」。初回表の先頭打者本塁打となれば、柳田が生まれた1988年の中日彦野以来。「1番はどんな形でも勢いをつけられる」。第2戦の今宮の「神の手」ヘッドに続き、柳田が29年ぶりの快挙となればチームはさらに加速する。

 午後5時すぎに始まったナイター練習では「もうちょっと暖かくなってほしい」と震えたが、もう脇腹の不安もない。見守った工藤監督は「寒い中でもフルスイングできていた。先攻ということで、より先に点を取りたい」と3試合連続の電光石火の先制劇を熱望した。「今年もあとちょっと。2017年楽しみます」。新たなギータ伝説が生まれる。 (小畑大悟)

=2017/10/31付 西日本スポーツ=

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