ソフトB高谷1イニング2度盗塁阻止 打っては2点適時打

西日本スポーツ

1回無死一塁、二盗を試みた一走・桑原を刺す高谷 拡大

1回無死一塁、二盗を試みた一走・桑原を刺す高谷

 野手最年長のベテランが大舞台で輝いた。13日に36歳になる高谷が、初回に1イニング2度の盗塁阻止。2014年第5戦の細川(ソフトバンク)以来、2度目の日本シリーズ記録となった。バットでも2点適時打をマーク。「必死こいてやるだけだった」。お立ち台で内川と笑みを浮かべた。

 先発の武田を懸命に盛り上げた。初回、先頭で四球を選んだ桑原の二盗をストライク送球で阻止。2死一塁からスタートを切った梶谷も刺した。「いろんな作戦があるとつねに準備はできていた。守備で助けてあげられた」。7投手のリレーも好リードした。

 レギュラーシーズンは“強肩”でブレークした甲斐が盗塁阻止率3割2分4厘をマーク。高谷は1割9分4厘にとどまった。6月にはファウルチップが当たり、右手中指を骨折。爪がはがれ、送球に安定感を欠いていたが、大一番で大仕事をやってのけた。

 「投手の頑張りに尽きる」。投手陣の奮闘をたたえる頼れる女房役だが、普段は2人の娘を持つ良きパパの顔になる。10月上旬、休日と重なり幼稚園年長の長女の運動会に初めて足を運ぶことができた。子どもたちと一緒に競技に参加し、率先して机や椅子を後片付け。決しておごることのない気配りが、投手との信頼関係も生んでいる。

 8番に入った打撃でも、4回1死二、三塁でウィーランドから貴重な2点中前打を放った。「早く追加点が取りたかった。最低、犠牲フライでもと思ったけど、いいところに飛んでくれた」。守って、打って、扇の要が躍動した。 (小畑大悟)

=2017/11/01付 西日本スポーツ=

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